「やってることは喜劇なのにマフィア映画」女と男の名誉 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
やってることは喜劇なのにマフィア映画
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
恋愛も殺しも陰謀もとんとん拍子で進んでいく物語は喜劇風なのだが、やっていることはニューヨークのマフィアそのものな怖いことばかり。それを殺しの場面のような刺激の強い直接的な描写を出来るだけ避けて、話をあっさりと進行させていく。
そんなふうに怖い描写が少ないのにもかかわらず、ジャック・ニコルソンの演技がなかなかの迫力を見せることがある。また組織のために掟を守らせ時に厳しい決断をするマフィアの歳をとった首領を演じたウィリアム・ヒッキーが、人柄は違うものの「ゴッド・ファーザー」のマーロン・ブランドを思い起こさせて気に入った。正体の怪しい妻役のキャサリーン・ターナーと、狡くて捻くれた元恋人のアイジェリカ・ヒューストンも見せどころがあって良かった。
コメントする