駈出し社員とチャッチャ娘

劇場公開日:

解説

「爆笑青春列車」の共同脚色者の一人、蓮池義雄が脚本を書き、「黒猫館に消えた男」の毛利正樹が監督、「母ふたり」の平野好美が撮影を担当した。主なる出演者は「君ひとすじに」の天知茂、「背広さんスカートさん」の日比野恵子、「びっくり捕物帖 女いれずみ百万両」の相馬千恵子、柳家金語楼、「社長三等兵」の坊屋三郎など。

1956年製作/83分/日本
劇場公開日:1956年3月20日

ストーリー

ラジオの女プロデューサー横田直子は放送で、「密輸の生態」をとりあげたため、密輸団の一味に狙われたが、雑誌社太陽社の駈出し社員阪本竜太に救われた。竜太は画家の横田八重の家にインタビューに行き、そこで直子に会い、彼女が八重の妹であることを知った。一方密輸団の首領細川は直子を金品で篭絡しようとし、八重の家を訪れて直子にといってブローチを置いていった。直子は理由のない贈物を返すために細川のアパートを尋ねたが、そこで細川の情婦アケミに会い、細川の正体を知らされた。竜太は剣豪作家芥春輔の原稿をとりに行き、近頃春輔の偽物が地方を旅行して悪事を働いているのを知った。春輔の家で竜太はまたしても家庭訪問に来た直子に会った。二人は意気投合した。竜太が初めて月給を貰い、直子に御馳走すると約束した日、直子は細川に誘われて食事に出かけた。直子は細川の密輸団の秘密を探り出すつもりなのだ。仕事に追われて姿をかくした売れっ子の春輔の行方を探していた竜太の雑誌社では、ちょうど春輔が清水に現われたという情報を手に入れ、早速竜太を派遣した。直子もまた剣豪作家賞をもらった春輔のインタビューをとりに清水に向った。清水についた直子が春輔がいるという町外れの寺を訪れると、そこではかねて春輔の名をかたる細川達一味が密輸の相談をしていた。直子はその模様を携帯録音機に納めたが、一味に見つかり捕えられてしまった。一方、竜太も春輔を尋ねて寺に来た。やがて一味との間に乱闘が起り、とどのつまり密輸団一味は警察に逮捕された。幾日か後、お互いに金一封をもらった竜太と直子の幸福そうな姿が街に見えた。

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