宮本武蔵(1954)のレビュー・感想・評価
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三船さんの武蔵①‼️
わが憧れの三船さんが宮本武蔵に扮し、稲垣浩監督が映画化した三部作の第一弾‼️映画史において宮本武蔵と言えば、内田吐夢監督、中村錦之助さんの東映の五部作という決定版があり、私もそちらを先に鑑賞し、深い感銘を受けました‼️やはり東映版に比べると、三船さんの武蔵はチャンバラ主体のダイジェスト版みたいな印象で、三船さんの豪快な演技もどこか単調に映ってしまう‼️ただ東映版も今作も第一作は大体同じ構成ではある‼️関ヶ原から落ち武者としての逃亡、沢庵和尚の導きの下、姫路城に幽閉された後、剣の道を極めるために旅に出る‼️まぁ、東映版は幽閉されたところで終了するんですが‼️やはり躍動感と重厚感に満ちた東映版の足元にも及ばない‼️ただわが憧れの三船さんだし、お通役の八千草薫さんが魅力的だし、良しとしましょう‼️
三船敏郎版宮本武蔵
2018年12月30日 #宮本武蔵 鑑賞 三船敏郎版の宮本武蔵。又八は三國連太郎、お通は八千草薫。 三船敏郎の荒っぽさと繊細さを併せ持った演技と三國連太郎の常に人の顔色を伺うような演技がいいですね。八千草薫は可愛いとしか言いようがない。
武蔵剣豪伝説~青春編
稲垣浩監督作品「宮本武藏」三部作第1部。
第28回アカデミー賞名誉賞(外国語映画賞)受賞作。
DVDで鑑賞。
原作は未読です。
戦で武功を立てることを夢見ている武蔵(たけぞう)。自身を過信したが故に道を踏み外し掛けたところを、沢庵和尚に助けられ、己の未熟さを痛感し、名前を宮本武蔵(むさし)と改めて武者修行に旅立つまでが描かれました。
彼を取り巻く多彩な登場人物が、物語の中を駆け抜けていくようでした。展開はスピーディーながらも、武蔵とお通の恋模様やダイナミックな殺陣がバランス良く配置されていて、飽きることなく終始引きつけられました。
少し無鉄砲だけど純粋な心を持つ武蔵を、三船敏郎が見事に表現しているなぁ、と…。己について覚る前と後では顔つきまで変わるので、すごい演技力だなと舌を巻きました。
武者修行に旅立つ決意を固めたものの、お通の想いに応えたい気持ちもあって…。そんな武蔵の心情を、川の流れに揺れる水草で表現しているところが上手いなと思いました(笑)
対照的に又八(三國連太郎)は、状況に流されるままに流れて行って、どこまで落ちてしまうのかとても気になりました…。でも第2部からは別の俳優が演じているようで、三國の出演は本作限りのようです。めちゃくちゃ残念だなぁ…。
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