学生五人男シリーズ・第一部 幽霊軍隊

劇場公開日:

解説

かつての「学生五人男 (三部作)」の棚田吾郎と舟橋和郎に「懐しのメロディー」の結束信二が参加して脚本を書き、「彌次喜多 東海道の巻 高野山詣での巻 木曽街道の巻」の小林恒夫が監督、「彌次喜多 東海道の巻 高野山詣での巻 木曽街道の巻」の星島一郎が撮影する。主演は「学生五人男」と同じく波島進、船山汎、杉義一、山本麟一、福岡正剛の五人で、「二挺拳銃の龍」の天路圭子、「八百屋お七 ふり袖月夜」の小杉勇等が出演する。

1954年製作/62分/日本
劇場公開日:1954年3月10日

ストーリー

昭和大学の仲良し五人男波多、船木、杉村、山形、福沢は夏休みのアルバイトに、大西産業から手当と交通費前渡しで避暑地に向った。近代美人の圭子さんを紹介されて五人は大張切りだが、目的地の小島に上陸すると、そこは万事が旧軍隊とそっくりで、上等兵の川上、陸軍中将の服を着てろ馬に乗った小西閣下、猫間中尉等がいて、まるで精神病院同様である。小西中将は圭子の父親で、爆弾で頭を傷けてから精神異常となったのである。圭子さんは昔の夢に生きる父親のため、五人の兵隊を雇ったのである。軍事教練に歩哨に不寝番と、不平タラタラの五人は、或夜、髪を乱した幽霊を見て肝をつぶす。そこへ圭子が大西に伴われて島へついた。五人は圭子の父想いに打たれ不平を投げすてて働く。折から女中の節子が大西の陰謀を打ちあけた。大西は猫間と川上を幽霊に仕たてて将軍の命を奪い、島を乗っとろうとしているのである。五人は小西将軍をだまそうとする猫間を補え、幽霊に扮した川上を引きずり出す。狼狽した大西は逃げようとしたが捕えられ、証拠の手紙を入手した五人は一味を警察に引渡し、ここに仕事を終って東京へ引揚げた。

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