高原の悲歌
劇場公開日:1952年3月14日
解説
ニューカレントプロと東京プロとが提携して作ったもので早川秀夫と原千秋の二人が製作に当たっている。脚本は原千秋に外山凡平が協力し、監督は原千秋。撮影は柳瀬小十郎である。出演者は立松晃、木匠久美子、岸旗江等。
1952年製作/76分/日本
配給:東映
劇場公開日:1952年3月14日
ストーリー
山峡の温泉旅館に療養に来ていた東京のある商事会社の若主人鹿野浩二は、その宿の娘恵子と愛し合うようになるが、恵子の姉の玲子も浩二を愛して、恵子との間を裂く策略をする。恵子はそのため姉と浩二との間を疑って悲しい日が続くが、浩二はいよいよ東京へ帰るためにお別れのダンス・パーティを開いた夜、浩二の誠意のこもった言葉をきいて誤解もとけた。しかし帰京した浩二を待っていたのは会社の破産という悲しい事実で、それを救ってくれるという三田は、その代りに娘の千津子を妻にもらってくれという。浩二は恵子への愛情からこれをことわったが、浩二を追って上京した恵子は、浩二と千津子の二人の仲むつまじそうな姿を見て失望し、浩二には会わず一人で働きつづけついに無理がたたって病を得、故郷に帰って死の床についた。浩二が電報でかけつけたときには、彼の愛の手紙を抱いて恵子は息をひきとったあとで、浩二は楽しかった思い出の高原をひとりさまようのだった。
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