女のいのち

劇場公開日:

解説

製作は「東京騎士伝」の田岡敬一で、「命美わし」の柳井隆雄が脚本を書き、「あわれ人妻」の池田忠雄が監督に当たり、同じく斎藤毅が撮影を担当している。出演者は、「東京騎士伝」の角梨枝子、北龍二に、「母の願い」の佐野周二、徳大寺伸、「その夜の妻」の水原真知子、「波」の村瀬禪のほか、山村聡、吉川満子、幾野道子などである。

1952年製作/96分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1952年6月12日

ストーリー

小泉博士の突然の死で、小泉医院は経営困難に陥り、長女の朋子は博士助手の田島とその整理に当たったが、挽回するに至らなかった。朋子は博士がかつて世話をしたことのある水上の申出を受け、彼の所有の旅館の経営を引受けることになった。それには妹の夏江が、亡き博士が内々朋子の婿にときめていた雨宮と急に結婚してしまったことなども原因となったのだった。田島は朋子を愛し、彼女が客商売をすることに反対だったが、朋子も自分が彼を愛していることに気がつき、田島の方からそれを表明してくれないことを不満に思っていた。水上は朋子に接しているうちに次第に彼女に心をひかれ、自分が世話をしていた女けい子とはっきり別れて朋子に結婚を申込んだ。ちょうどその時、夏江に金策をたのまれ、一時はことわるが、失望した夏江の姿を見て可哀そうになり水上の申出を受ける決心をする。田島はこの事をきいて、色々と女関係で評判の悪かった水上に朋子を妻にする資格はないと談じ込んだ。水上は、田島が深く朋子を愛していること、朋子もまた田島を愛していることを悟って、改めて旅館を朋子に贈り、自分は潔よく身をひくことにした。

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