水戸黄門漫遊記 地獄谷の豪族

劇場公開日:

解説

企画は「快傑鉄仮面」の藤川公成と佐藤宇之助の共同。大佛次郎の原作にもとづいて「春風無刀流」の村松道平が脚色し、「落花の舞」の渡辺邦男が監督に当たった二部作の第一部。撮影は「剣難女難 女心転心の巻」の藤井春美。主なる出演者は「江戸恋双六」の市川右太右衞門(二役)、「遊民街の夜襲」の大友柳太朗、「とんかつ大将」の徳大寺伸、「新撰組 第一部京洛風雲」の御園裕子、「三万両五十三次」の折原啓子、「落花の舞」の高田稔、それに大日方伝、原健作、あきれたぼういず、丹下キヨ子、清川虹子、横山エンタツらである。第二部は「水戸黄門漫遊記 伏魔殿の妖賊」。

1952年製作/92分/日本
劇場公開日:1952年2月14日

ストーリー

百姓に身をやつし助さん格さんを連れて諸国行脚をする水戸黄門は、信州の地獄谷に来た。ここは大老柳澤が采配をふるって野武士の残党が良民を苦しめている悪政の地であった。到着早々、乱暴者の安藤六衛は黄門の刀を強奪しようとして失敗し、彼の姪千世と恋仲の仁礼友之助に当たりちらし、あわやという所に分別者の野武士立花甚左衛門が現れて六衛をなだめて連れ去った。黄門は友之助が気に入り彼の家を訪ねると、思いがけなく野武士の襲撃をうけた。柳澤の秘命をうけて関根が一党をおだてて、家柄の立派な仁礼家の系図を奪おうというのだ。黄門はじめ一同は応戦するが捕らえられ牢に投げこまれた。翌日、白州にひき出された黄門は身分を明かして野武士の悪を追求した。すでに系図は江戸表へ持ち去られており、友之助はそれを追って旅立った。千世も彼の後を追い、逃れた甚左、六衛らも職を求めて江戸へ向かった。

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