江戸恋双六
劇場公開日:1951年12月28日
解説
企画は「唐人街の鬼」と同じ柳川武夫で、「月から来た男」の犬塚稔が山手樹一郎の原作から脚色、「あばれ神輿」の萩原遼が監督、同じく永塚一栄が撮影に当たっている。主演は「大江戸五人男」の市川右太衛門で、それに「女ごころ誰か知る」の關千惠子、「母人形」の河津清三郎を始め澤村國太郎、原健作、小沢栄、利根はる恵などが助演している。
1951年製作/85分/日本
配給:東映
劇場公開日:1951年12月28日
ストーリー
江戸の海産物問屋平戸屋は主人が急死して後家の美乃が采配を握っていた。美乃はもと松平佐渡守の愛妾お香の方に仕えてた腰元で、お香の方に頼まれ、松平家のために二万両の金を用立てることになる。六番頭の島右衛門は美乃に想いをかけていたが、先代の義弟と称する鎌吉や浪人者の鶴木伸介が平戸屋に入りこんで来て、美乃の心は伸介に傾いてゆく。伸介はもと松平家の家臣で、美乃と相恋の仲だったのだ。そのうちに島右衛門と鎌吉が翁の面と称する怪人物につづいて殺され、三番目は伸介という脅迫状が来る。伸介の友人、同心の松本小六が岡っ引きの仙八とともに活躍、松平家から二万両を受取りに来た日に翁の面が下男の佐助だったことがわかり、殺人事件は解決、伸介と美乃は新しい生活にはいる。
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