花のセールスマン 背広三四郎
劇場公開日:1960年11月13日
解説
「サラリーマン御意見帖 出世無用」の共同執筆者吉田精弥の脚本を、同じく「サラリーマン御意見帖 出世無用」の岩城英二が監督した明朗サラリーマンもの。撮影は「大空の野郎ども」の小泉福造。
1960年製作/83分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1960年11月13日
ストーリー
船山順一は学生三四郎の異名をとる柔道五段の猛者、城南大学柔道部の主将である。柔道の他はアルバイトに精を出す彼は、柔道の腕を買われて誘われた世界レーヨンの就職を断わった。下宿先の春野家では一人娘の冬子がこのことを聞いてがっかりした。冬子は順一が好きだった。順一のアルバイトは駐車場の警備員、青木は銀座のバーに化粧品を売り歩いた。そのお得意先のバー・スカイでは、その夜、日本コメットの腕さきの女セールスマン北川綾子が昭和運輸の村松社長と契約をした。帰途、インチキ新聞毎朝経済社の社員にからまれた綾子を救ったのは、巡廻中の順一だった。日本コメットのライバル「ミサイル」のセールスマン徳田の指金だった。翌日、学生柔道選手権試合の決勝戦に城南からは順一、対する早慶大学からは大学の虎岩井太郎が登場した。日本コメットの大野社長の娘弥生は太郎をさかんに激励した。順一の豪快なワザが決り、城南大学は優勝した。順一の男意気に惚れこんだ綾子は、順一を日本コメットに世話した。大野社長も順一の根性を見抜いて第一線の販売部に送った。岩井太郎の父は太平洋商事の社長だが、成金で大野社長にとり入り財界進出を狙った。息子と大野弥生の恋仲を利用し、コメットの得意先松村社長に三千万円の融資をカタに、とりもち役を依頼した。昭和運転にミサイル売り込みを狙う徳田は、岩井と大野の接近を邪魔して村松社長を失脚させようと、あくどい策謀をめぐらした。徳田の依頼を受けた毎朝経済社の記者は、太郎がバーの女絵と酔って寝ている写真を撮り、大野社長に送った。娘はやれない、と宣言された岩井は、村松の策謀と思い込んで融資を断った。激烈なセールス競争の渦中で苦労する新米の順一を、綾子は何回となく救った。たまたま徳田らの卑怯な策略を知った順一は、毎朝経済社に乗り込んで、気合いをこめた正義感を爆発させた。--順一は抜てきれて新設の支店に出発する日が来た。冬子、綾子、順一の力添えでよりの戻った太郎と弥生達の見送りをうけて。
スタッフ・キャスト
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船山順一船戸順
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青木敬太太刀川寛
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春野冬子柳川慶子
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冬子の父泰助柳家金語楼
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冬子の母ゆき一の宮あつ子
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北川綾子白川由美
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大野社長有島一郎
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娘弥生長谷きよみ
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岩井社長山茶花究
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岩井太郎佐原健二
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村田販売部長丘寵児
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秋本販売主任堤康久
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セールスマン原渋谷美男
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セールスマン吉井宇野晃司
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セールスマン立花上村幸之
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中野出荷課長向井淳一郎
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村松社長吉頂寺晃
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篠原田島義文
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下山大友伸
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岸田勇介土屋詩朗
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矢野監督清水元
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木下専務津田光男
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山本係長古田俊彦
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守衛夏木順平
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徳田久野四郎
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早田電気店社長広瀬正一
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支郡そば屋の親爺沢村いき雄
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電気器店主人宮田洋容
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白タクの客千葉一郎
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警官加藤春哉
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妊婦峯丘ひろみ
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スポーツ東都記者大前亘
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スポーツ東都キャメラマン山田彰
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マダム英子園田あゆみ
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女給ユカリ小西瑠美
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靴店の店員西条康彦