悪魔の札束

劇場公開日:

解説

「俺から行くぞ」の甲斐久尊のオリジナル・シナリオを「大いなる旅路」の関川秀雄が監督したサスペンス・ドラマ。撮影も「大いなる旅路」の仲沢半次郎が担当した。

1960年製作/83分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年7月20日

ストーリー

島村は実直な米軍トラックの運転手、妻の礼子に洋裁店を開かせるのが夢だった。横須賀に向う途中、昔の同僚厚地が、ムリヤリに島村の車に便乗した。彼がオート・レースの売上げ金強奪の主領とは知らなかった。MPの検問に会い、厚地はバッグを置いて逃げた。帰宅してバッグを開けた島村は、四百万円の札束に驚いた。島村は金貸の宮本から返金を迫られ、警察に行く気持がにぶった。ある日、彼が下宿の子供四郎を遊園地に連れて行き怪我をさせてしまった。子供の治療費など金はますます離せない。厚地の脅迫は礼子にまで及んだ。彼女は夫の秘密を知らない。警察は共犯の芳夫、篠原を逮捕した。島村は遂に金に手をつけた。残金で礼子と故郷に帰る決心をした。礼子が新橋駅に金を預けに行ったとき、待伏せた厚地に捕まった。彼は島村の車を利用して東京脱出を企んだ。島村は妻の身を心配して指定の場所に向った。スキをみつけた島村は厚地の拳銃をはたき落した。激闘が展開し、礼子は警察を呼びに走った。その時、風が四百万の札束を吹き飛ばした。あわてた二人は後を追う。厚地は拳銃を拾い島村を撃った。パトカーがかけつけた。厚地に手錠がかけられた。玲子に抱かれた瀕死の島村の眼には涙が光っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く