恋のメキシカンロック 恋と夢と冒険

劇場公開日:

解説

「春日和」の下飯坂菊馬がシナリオを執筆し、「汐風の中の二人」の桜井秀雄が監督した歌謡もの。撮影は「人妻椿(1967)」の小杉正雄。

1967年製作/84分/日本
原題:Love's Great Adventure
配給:松竹
劇場公開日:1967年8月19日

ストーリー

スポーツは万能、歌は玄人はだしという伸夫は、女性に大モテの若者で、芸能プロの女マネージャー早苗は彼を新人歌手としてデビューさせようと奔走していた。ある日、芦の湖で混血娘マリコと知りあった伸夫は、彼女の可憐さに心をひかれた。その夜、マリコが頬を蜂に刺され、伸夫が血を吸うため接吻すると、彼女は何故か顔色を変え、姿を消した。数日後、伸夫は桧山という男に無理やり、マリアナ群島の一つグァム島に連れてこられた。マリコと父のチャモロ族酋長ヤコブは、その近くのココス島にいて伸夫を迎えた。伸夫はマリコに接吻したため掟により、彼女と結婚しなければならず、桧山に連れてこられたのだった。集落では総出で伸夫とマリコの結婚を祝うパーティを開いたが、マリコは伸夫が日本に帰りたがっているのを知ると、そっとカヌーを出してくれた。しかし、天候の激変でカヌーは転覆、伸夫はグァム島の浜辺に打ち上げられカルメンという未亡人に助けられた。カルメンは、今は亡き日本人の夫との間にできたホセという十歳のハーフと暮らしていた。伸夫はたちまちホセと大の仲良しになった。一方マリコは、日本に帰った様子のない伸夫が心配になり、桧山や日本から来た早苗らと共に伸夫を探した。その頃、伸夫は海底に眠っていた昔の宝物を発見していた。その宝物をココス島に持ち帰った伸夫は、島の英雄になった。南洋の夢の島、椰子の木の下、そこで伸夫とマリ子は楽しい日々を過ごした。それから数日たったある日、伸夫は東京での再会をマリコと約束して、島を去っていった。

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