四つの恋の物語(1965)のレビュー・感想・評価
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昭和の癒されるホームドラマ
芦川いづみ、十朱幸代、吉永小百合、和泉雅子と当時の人気女優を4人集めて4姉妹の淡い恋話(実は親父の話も)それぞれを描くホームドラマかな(当時としてはお正月の娯楽大作)。TVはまだまだドタバタやっていた時代に、大きなスクリーンにカラーでお目当ての女優に会いに行くのはいいもんだ。テンポのいい早口で姉妹の掛け合いも秀逸。しかし、この時代の映画はなんであんなに早口何だろうといつも思う。芦川いづみや笠智衆は少し前からのベテラン俳優だからかそうでもないが、二人を除いてほんとに早くて言葉が聞き取りにくいのは私だけか。そんなこと考えると今のアニメを含んだ映画やTVドラマはメリハリのあるテンポよいしゃべりになっているのは進歩していてあたり前なのだが敬服に値すると思う。
さて、この映画は4人の人気女優を集めたとはいえ、その人気目当てで作ったのではなく、脚本がしっかりしているのか最後まで一気に見てしまった。重い映画ばかり見ている人がたまにこういうのを見ると精神が癒されるのではないか。そういう意味で見る価値がある映画の1本だと思った。ホントいやされますよ。
尚、西河監督と言えば、青春もの。吉永小百合主演の青い山脈。若い人。歌手の山口百恵の潮騒、伊豆の踊子、絶唱等百恵作品を撮っている。
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