劇場公開日 1964年12月29日

「ハロウィンが来るので、怪談をと思って、この中の『耳なし芳一』を使っ...」怪談(1964) Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ハロウィンが来るので、怪談をと思って、この中の『耳なし芳一』を使っ...

2021年10月13日
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鑑賞方法:VOD

ハロウィンが来るので、怪談をと思って、この中の『耳なし芳一』を使った。 今日はそれについてだけ触れる。後の3作品も小泉八雲の作品で、本を買わなくてもインターネットでもPDFで無料で読めるので、読んだり映画を観てたりすると結構伝統的知らない世界が垣間見られる。

ここで耳なし芳一はについて書くが、学習者には藤原摂政政治から1192までを読んでもらったり、アイルランドにある小泉八雲の日本庭園のツアーのビデオを見てもらったり、壇ノ浦の合戦の琵琶を聞かせたりなどして準備を整えてあったので、学習者にとっては予備知識が映画の理解に結びつきやすいと思った。
Kwaidan: Stories and Studies of Strange Things.
怪談『耳なし芳一』は最初平家物語の壇ノ浦の戦いから始まる。学習者にはどちらが源氏か平家かを教えた。装いが違うのでわかると思うが念のために話した。監督の裁量でまず、壇ノ浦の合戦を見せてくれたのが、芳一がなぜ阿弥陀寺の墓場、平家の霊が漂っている所に行ったかよくがわかる。平家の公達たちと墓石が交互に現れあたかも幽霊のようでいい。人魂も墓場をうろついていて、盲目の芳一には見ることもできないが我々には人魂というものの有無に関わらずわかる。
一度死んだ人間の言うなりになったと言うことは身をまかせたということで、これは取り憑かれて殺されると言うことらしい。薄気味悪い。
最後のシーンで魂の弔いのために芳一は『平家物語』を弾き続ける。最後の曲は壇ノ浦ではない。なんだろう?

骨董 (Kotto) 1902年 - 幽霊滝の伝説、茶碗の中、常識、他
怪談 (kwaidan) 1904年 - 耳なし芳一のはなし、むじな、ろくろ首、雪女、葬られた秘密、食人鬼、他
(ウィッキーより抜粋)
1)黒髪
2)雪女
3)耳なし芳一
4)茶碗の中

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