この道赤信号
劇場公開日:1964年5月16日
解説
「のれんと花嫁」の柳沢類寿がシナリオを執筆「東京オリンピック音頭 恋愛特ダネ合戦」の近江俊郎が監督した風俗ドラマ。撮影もコンビの岩橋秀光。
1964年製作/87分/日本
配給:大映
劇場公開日:1964年5月16日
ストーリー
山田は銀座界隈のコールガール組織のボスだ。山田の名簿には未亡人明子、ビキニスタイルの珠子、人妻の佐和子をはじめとして種々な階級の女性の名が書いてあった。ある日、客引のカードにひかれてやって来た青田と赤井はそこでいつも飲みにいくバーのホステスあや子に会った。あや子は店を自分で持つために、内緒でコールガールを、しているのだった。また青田の相手はスポーツカー欲しさに、身体を売っているお嬢さんズべ公のマ子だった。一方山田は女子大生克子を金の力でくどきおとし、コールガールの中に引きいれた。そんなうちに、マ子と一夜をすごした青田はすっかりマ子にほれこみ、後を追いまわした。しかしマ子はもともと金のために身体を売ったドライな女、青田など眼中になかった。ある日マ子はためた金で買った車でドライブする途中、青田にみつかり、ハンドルをきりあやまってガードレールに追突して死んだ。一方克子は虚栄とアバンチュールを飼に次々と仲間を増やしていった。しかし、克子の自尊心はしんから堕落することができず、自殺した。組織のボス山田も、マ子の事故死、克子の自殺、そして客の証言などで足がつき、逮捕された。しかし生活のために、あるいは安易な享楽と欲望のためにコールガールは今日もまたネオンの海をさまようのだった。そこには、第二の明子、珠子の悲劇がまっているのだが。