機動捜査班 静かなる暴力

劇場公開日:

解説

川野京輔原作を「機動捜査班 警視十三号応答なし」のコンビ遠藤三郎と西田一夫が共同で脚色、小杉勇が監督した機動捜査班シリーズの一編。撮影は「サラリーマン物語 大器晩成」の中尾利太郎。

1963年製作/87分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年6月16日

ストーリー

新興やくざ山岡興業の会長山岡は、宇都宮に建設中のヘルスセンター乗っ取りの計画を進めていた。そんなある日、子分田口が巡査射殺事件をひきおこし、警察の追及を恐れた山岡は、腕利きの幹部栗原に秘かに田口殺害を命じた。栗原は田口を連れて宇都宮へ向った。娯楽センター社長三浦からヘルスセンター工事を請負った戸塚建設が工事費に悩み、山岡に援助を仰いだのだ。栗原は三浦の女だったまゆみとその情夫松井を使って三浦の動静を探りつつ、早速乗っ取り策を実行しはじめる。一方、巡査殺しを追及していた捜査四課に、宇都宮駅付近でバラバラ死体発見の報が入った。所持品から田口と断定され、巡査殺しと関係ありとみて、当局は山田組を洗いはじめた。山岡は乗っ取りの資金をつくるため、あくどい暴力行為をつづけ、一千万円をかき集めて栗原に送った。福社長の椅子と交換にこれを三浦に融資、資金難で中断していた工事場は再開された。その夜、戸塚は事故死と見せかけ、三浦と松井を殺害した。ヘルスセンターが九分九厘完成したとき、乗り込んできた山岡を、栗原は採石場に誘い出し、ヘルスセンターは副社長を殺されている自分のものだと宣言、さらに廃屋から生きている田口を連れ出して山岡を脅かした。バラバラ死体は他の作業員だったのだ。山岡の拳銃が火を吐いたが、栗原の弾丸は山岡を倒した。しかしそのとき、石切場はすでに警官隊に包囲されていた。

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