警視庁物語 十代の足どりのレビュー・感想・評価
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いろいろ言葉があるもんだねぇ
東映・警視庁物語シリーズ第22話「警視庁物語 十代の足どり」は、女子高生殺害事件を切り口に、十代の生態を取り上げた異色作。脚本は警視庁鑑識課に勤務していたした長谷川公之のオリジナル。 多摩川堤で十六歳の高校生、松本みどり(佳島由季)の死体が発見された。被害者の母(不忍郷子)と姉(新井茂子)の悲しみ、十代の足どりを追って、捜査を開始するが、事件は意外な方向へと展開する。 メインゲストは「警視庁物語 十五才の女」に続き、ファンだった新井茂子さんが登場。 公開当時、映画館で観た時の、署に連行された不良学生・木元(砂塚秀夫)と捜査主任(神田隆)との「パジッて」の会話だけ、何故かずっと記憶に残っていました。 主任:「なるほど で、何時ごろ」 木元:「みどりに振られて面白くねえから ストリップ見て それからパジッて」 主任:「え?」 木元:「パチンコ!」 主任:「ハハ、なるほど いろいろ言葉があるもんだねぇ」 監督の佐藤肇は警視庁物語シリーズで「ウラ付け捜査」「十代の足どり」の2作品を監督。SF、ホラー映画に異才を発揮し、特に昭和43年の松竹映画「吸血鬼ゴケミドロ」はクエンティン・タランティーノ監督が絶賛しています。 刑事グループのチームワーク、新井茂子さんの熱演、当時の十代の生態を取り上げた企画の「警視庁物語 十代の足どり」は一見の価値があります。
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