大江戸の鷹
劇場公開日:1962年4月11日
解説
「鷹天皇飄々剣 吉野の風雲児 大江戸の対決」の高田宏治のオリジナル・シナリオを、「お世継ぎ初道中」の内出好吉が監督したアクション時代劇。撮影は「侍富士を走る」の杉田正二。
1962年製作/78分/日本
配給:東映
劇場公開日:1962年4月11日
ストーリー
堅苦しい侍暮らしは性に合わぬと、家を飛び出した男谷小吉は、本所深川界隈の喧嘩の仲裁を買っては、「本所の先生」と町の人気者になっていた。その本所に居合抜きの道場を構えた大平民部介は、この小吉が目の上のこぶだった。暴力を振う大平も小吉が飛びこんでくるといつも引きあげねはならなかった。浪人勝半太夫の娘お信を見染めた大平は、その縁談を断わられるや半太夫を闇打ちにしてしまい、悲しみにうち沈む未亡人のきわに半太夫を殺したのは小吉だと入智恵した。だがこの闇打ちを目撃したのは小吉の弟分辰五郎だった。それを知った大平は、ある夜小吉と勝五郎を襲った。小音と辰五郎は大平達を追っ払ったが、駆けつけた同心に奉行所に連行されてしまった。翌朝、小谷家に引取られた小吉は、兄彦四郎から大小に封印されてしまった。小吉は、きわの家に、父上を殺したのは私でないと挨拶に行った時、お信の清楚な姿に惹かれ、柄にもなく赤くなるのだった。大平の道場では、小吉が奉行所で半太夫殺しを喋ったものと、急拠非常手段をとった。門弟を引き連れた大平は、きわを人質として道場に連れ帰り、小吉に果し状を送った。小吉は、お信と共に道場へ乗り込んだ。小吉とお信は力を合わせて大平を討ちとり、きわを無事救い出した。小吉は父平蔵にお信を嫁にすることを許された。