暗黒街撃滅命令
劇場公開日:1961年12月17日
解説
「野獣の門」の小川英のオリジナル・シナリオを「有難や三度笠」の福田純が監督したアクションもの。撮影もコンビの内海正治。
1961年製作/87分/日本
原題または英題:Witness Killed
配給:東宝
劇場公開日:1961年12月17日
ストーリー
殿村建設と矢坂組の勢力がくすぶる地方都市、戸崎の街に競輪の売上金一億五千万円が強奪されるという事件が起きた。ただ一つの決め手は、犯行に使用されたイタリア製拳銃べレッタだけだった。矢坂組のアジト「ロジータ」でクロークの娘洋子をからかう矢坂の手下を殴り倒した次郎という男があった。秘密捜査官原田刑事が矢坂組に売り込んだのだ。その次郎を懐疑の目でみる跋の用心棒由利の姿があった。次郎は、矢坂組に事件の鍵を握る銃がないとみて野村建設に忍びこんだ。しかし捜す銃はここにもなかった。或る晩、次郎は殿村の子分村田からべレッタの銃弾をあびせられた。村田の麻薬が切れていたために次郎は生命だけは助かった。矢坂は次郎を疑って監禁した。しかし次郎は村田を捜すため部屋から脱出した。次郎の体から出た弾丸は、強奪事件の弾丸と一致した。次郎はかくれ家であるヌード・スタジオに戻った。そこには由利の恋人である踊子の夏美が待っていた。そこへ村田と矢坂が現われた。拳銃戦が開かれた。村田は矢坂の流れ弾に当って倒れた。次郎は、虫の息の村田から全てを知った。殿村の子分とは表向きで実は矢坂の子分だったのだ。強奪事件は矢坂組なのだ。一億五千万円の札束はスタジオの通風孔にかくされてあるのだった。そのことを知った次郎だったが、洋子を人質として矢坂にとられた。そこへ用心棒の由利がやって来た。次郎の前身を洗っていたのだ。由利の跋は警官にやられたのだ。憎悪に燃える由利の目。しかしその時、殿村組の殴り込みがあった。矢坂は殿村に倒され、その殿村は由利に倒された。次郎と連絡をとっていた神谷刑事の一隊も飛びこんで来た。--一味はことごとく逮捕された。
スタッフ・キャスト
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次郎(原田刑事)三橋達也
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若原洋子星由里子
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由利浩佐藤允
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夏美水野久美
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矢坂隆一郎田崎潤
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南草川直也
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白井中丸忠雄
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健二瓶正也
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森井鈴木和夫
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長谷稲垣隆
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土屋八色賢典
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矢坂組乾分A庄司一郎
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矢坂組乾分B山口博義
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矢坂組乾分C鈴木孝次
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矢坂組乾分D下河辺治夫
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矢坂組乾分E佐藤功一
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殿村太平河津清三郎
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深見桐野洋雄
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村田勘三堺左千夫
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政西条康彦
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殿村組乾分A石川浩二
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殿村組乾分B三浦敏男
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殿村組乾分C北野明
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殿村組乾分D小松英三郎
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殿村組乾分E佐竹弘行
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石山医師佐田豊
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神谷刑事中谷一郎
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田上警部田島義文
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西山刑事山本康
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須田刑事岡部正
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藤井警部向井淳一郎
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吉井千枝子飛鳥みさ子
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吉井とめ千石規子
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北川沢村いき雄
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友子野上優子
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コールガール京子北川町子
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現金護送車の運転手荒木保夫
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現金護送車の警官A小川安三
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現金護送車の警官B伊藤実
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ペイ中の男宇野晃司
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おでん屋の親爺広瀬正一
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キャバレーの客堤康久
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列車の中の親子(父)上村幸之
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列車の中の親子(母)矢野陽子