大笑い次郎長一家 三ン下二挺拳銃

劇場公開日:

解説

野沢純の原作を、福田良二・朝日奈喬・七条門が脚色し、「私は嘘は申しません」の斎藤寅次郎が監督した喜劇。撮影担当は「胎動期 私たちは天使じゃない」の岡田公直。

1962年製作/81分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1962年5月15日

ストーリー

東海道は沼津の宿、清水次郎長一家の縄張りだが、最近は黒駒勝蔵一家とイカサマ博奕を働く青鬼金平によって住民は塗炭の苦しみ。青鬼一家に奉公先を潰された番太、一家から契約を解除された伊多八、勝蔵一家の身内野呂木鯨十郎に妹を殺されお町の三人は両家打倒を誓い合い清水一家に旅立った。折しも清水一家では強盗団に手をやき子分を大募集中。三人は補欠入門を許される。三ン下ではしようがない、クサる番太と伊多八に、お町は千葉周作をスカウトすれば一軍昇格ができると報せた。が、周作のもとには黒駒一家からすでに引抜きの手が……。番太は競争相手の棒六を溺死させ清水一家と黒駒一家は第一回の衝突。この一戦にピンチヒッターとして出、黒駒一家に寝返えりをうった四番打者の伊集院を倒した番太は一軍に昇格した。第一戦に敗れ無念の黒駒一家に、アメリカから保安官に追われてきた悪漢ファンキー・キッドが入った。そして黒駒一家は第二戦のシャット・アウト勝ちを期し、清水一家の二十八人衆を前夜祭に招き、毒入りフグを食わせた。が、その裏をかいた清水一家は番太が二軍を指揮して第二戦に応ずる。戦いは番太とキッドの対決で始まったが番太はこれに勝ち、病気回復した一軍選手は、黒駒一家にサヨナラ勝ちした。念願の本懐をとげた番太はお町とともに清水港をあとにした。

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