お役者変化捕物帖 血どくろ屋敷
劇場公開日:1961年5月10日
解説
高田浩吉のお役者変化捕物帖シリーズの第二作。陣出達朗の原作を、「霧丸霧がくれ」の結束信二が脚色し、「又四郎行状記 神変美女蝙蝠」の河野寿一が監督した。撮影は「大江戸喧嘩まつり」の鈴木重平。
1961年製作/79分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年5月10日
あらすじ
“よろず指南、もめ事買います”の看板が人目を引く江戸のお洒落浪人霞一平の家に、遊び人の三五郎が、怪しい浪人者の一団に襲われたといって飛び込んで来た。早速、浪人者の後を半吉に追わせた一平は、彼らが勘定奉行坂崎豊後守の屋敷に入ったという報告をうけた。三五郎の妹お美代が金座の後藤金右衛門屋敷に奉公しており、或る日、彼女は突然失踪、その行方を三五郎にたださんものとして三五郎が襲われたのであった。三五郎はお美代から聞かされた後藤家の秘事を一平に語った。金右衛門には先妻に生ませた巳之助という子供があるが、後妻おえいに気兼ねして親らしい仕草が巳之助にしてやれないこと、後妻おえいは豊後守の娘であって占いに長じており、後藤家に子供が生まれると不幸が訪れるといって巳之助の籍を頑としていれない関白女房である、ということであった。巳之助が或る晩何者かに殺害されるに及んで、危険を感じたお美代が身を隠したのだった。お美代は花村座の菊之丞にかくまわれていた。一平と菊之丞は瓜二つで親友であった。金座をめぐる豊後守の不気味な動静を知った一平の活躍が始まった。刺客団の鉾先は一平に向けられたが、一平得意のお役者流刀踊りに刺客団も手がでなかった。菊之丞に思いを寄せるおえいは、坂崎家を笠に花村座へ押しかけた。そこでお美代を発見したおえいの一行は、お美代を通じて金座横領の陰謀を知られたと思い菊之丞を根岸の寮に拉致した。だが、菊之丞と一平がすり変っていた。根岸の寮では、一平得意の風流お役者狂言の舞台が開かれた。そして半吉の伝令で南町奉行が根岸の寮へ。南町奉行筆頭与力花井五郎左衛門が指揮する捕物陣が一平の剣踊りに声援した。
スタッフ・キャスト
-

霞一平高田浩吉
-

花の家菊之丞高田浩吉
-

お光扇町景子
-

半吉星十郎
-

花井五郎左衛門若山富三郎
-

三五郎品川隆二
-

お美代大川恵子
-

後藤金右衛門北龍二
-

えん千原しのぶ
-

坂崎豊後守柳永二郎
-

大倉采女原健策
-

石堂重兵衛須賀不二男
-

中西弥四郎那須伸太朗
-

能美孫太夫波多野博
-

門馬陣之助楠本健二
-

山崎作兵衛小田部通麿
-

石田隼人相原昇三郎
-

辰市川路允
-

小奴若水ヤエ子
-

おこん藤代佳子
-

お夏久我恵子
-

お冬条ちづる
-

茂兵衛矢奈木邦二郎
-

菊助若井緑郎
-

与左衛門明石潮
-

お近水木淳子
-

お澄富士薫
-

お梅富永佳代子
-

大熊源五郎上田寛
-

勘助茶川一郎
-

お新赤木春恵
-

お松不二和子
-

お倉鳳衣子
-

お兼浜恵子
-

伝助泉好太郎
-

旗本五里兵太郎
-

ちんぴら山波啓太郎
-

娘A王喜うた子
-

娘B笹みゆき
-

娘C谷水喜久子