蜜のしたたり
劇場公開日:1973年9月22日
解説
日活スウェーデン製作ポルノ二作目。魅惑の謎の女の虜になった男が、官能の中を彼女を追い求める姿を描く。脚本、宮原和男、監督は脚本も執筆している「OL日記 牝猫の情事」の加藤彰、撮影は「外人妻」の安藤庄平がそれぞれ担当。
1973年製作/97分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年9月22日
ストーリー
アイス・ホッケーの花形選手アランは、ある日の試合終了後、エヴァと名乗る未知の女性からシャンペンを贈られた。アランが外へ出るとエヴァが微笑みかけた。その夜、エヴァはアランの愛撫の中で、官能の海をさまよいながら歓喜の声をあげた。翌日、アランはチームメイトとともにストックホルムへ帰った。駅には妻ウラが待っていた。二人はまだ結婚一年目だが、未熟なウラにアランは嫌気がさしていた。帰る早々アランは女友達のインゲルから連絡が入り、一日中彼女とセックスを楽しむのだった。一方、一人残されたウラは、セックスカウンセラーのアドバイスでようやく元気になったものの、帰って来たアランは相変らず彼女を抱こうともしなかった。失意のウラは、スナックで一人酒を飲んでいると、アランのチームメイト、ヤンに慰められ、ヤンの知人のパーティへ連れていってもらった。そこへ、インゲルを伴ったアランが現われたが、アランは別に気にもとめない態度だった。やがて、パーティはセックス・パーティとなっていくが、アランは、仮面をつけたショウダンサーの中にエヴァを発見した。一緒のインゲルが他の男に抱かれていることなど、アランにとってはどうでもよかった。アランはエヴァに声をかけたが、彼女は冷たい視線を向けただけで、セクシーな踊りを終えると、仲間たちと会場から姿を消してしまった。彼女の後を追おうとしたアランは、男たちにさえぎられてしまった。彼はそれでも必死に彼女の後を追って、雪の中で死んだ。