肉体犯罪海岸 ピラニヤの群れ

劇場公開日:

解説

一度喰いついたら離れないピラニヤのような不良グループの生態を描く。脚本は「白い天使の抱擁」の中野顕彰、監督は「淫獣の宿」の西村昭五郎、撮影は「真夜中の妖精」の畠中照夫がそれぞれ担当。

1973年製作/67分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年8月15日

ストーリー

海原を疾走するモーターボートの中では、信二とルミが全裸で抱き合っていた。信二は湘南一帯をたむろする不良グループのボス、ルミはさしずめ女ボスである。信二、健、宏たち五、六人のワルたちは、毎日のように浜辺のアベックたちを襲っていた。近頃、付近一帯の警察の監視が厳重になった。折りから、赤いスポーツカーに乗って通りかかった今日子が、警察に喋ったと思った信二たちは、今日子をアジトに連行した。ワル達の中で、平然とする今日子。信二たちは一斉に今日子に襲いかかった。一方、今日子の父・南部は、政界の御曹子・萩原と今日子を政略結婚させようと企らんでいたが、その陰で、南部の妻・富子は、若い萩原の肉体をもて遊んでいた。今日子の味が忘れられなくなった健たちは、南部邸を襲い、富子、今日子、女中を次々に犯した。しかし、今日子は、一部始終を黙視する信二に魅かれていった。嫉妬するルミ。二度目に南部邸を襲ってからは、信二たちは屋敷をすっかり、自分たちのアジトにしてしまった。豪華なべッドルームでは、ルミと健がセックスを堪能していた。ルミは健を抱き込み、ボスにまつりあげた。健はすっかりボス気取りになった。そこへ、南部の社員二人が駈けつけ、猟銃を持ち出しての大乱闘となるが、健が銃を奪い取ったために信二を押えつけボス風を吹かせた。信二は今日子とともに、ヨットに飛び乗り逃げた。疾走するヨットの中で、二人は愛の交歓に燃え上った。嫉妬に狂ったルミは、モーターボートで二人のヨットを追った。その眼は殺意に満ちていた。

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