若後家海女 うずく
劇場公開日:1980年7月5日
解説
房総の海辺の町を舞台に、夫の死後、ピンクサロンを開いた若い海女と海の男たちの逞しい性を描く。脚本は「快楽昇天風呂」の池田正一、監督も同作の藤浦敦、撮影は「女子大生 快楽 あやめ寮」の山崎善弘がそれぞれ担当。
1980年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1980年7月5日
ストーリー
房総の海辺の町。海女たちは都会から町へやってきた早見の話をしている。海女のひとり、忍はまだ二十歳ながら一年前に夫を失った未亡人だ。姑の千加も若くして夫を失くし、酒びたりの毎日を送っている。夫の一周忌、忍は好色で有名な住職の道海に犯されてしまった。二人の情事を覗いていた道海の妻、キヌは小坊主、明念の若い体を抱くのだった。数日後、忍は道海を脅迫し、金をせしめると、サロン「しのぶ」を開店する。海女仲間がホステスをかってでて、店内はピンクキャバレーなみの濃厚サービス。あの早見も店に来ていた。ある日、女流画家の真理子のアトリエへ、漁師の新吉が魚を届けにいった。真理子の横柄な態度に頭に来た新吉は、友人の浅井を呼ぶとアトリエに忍び込んだ。部屋では真理子が自分の体にピーナッッバターを塗り、飼犬に舐めさせている。そこへ、新吉と浅井が襲いかかると、普段はすましている真理子も、激しい悦快の声をだす。一方、忍は浜辺で船員たちに襲われ、危ないところを早見に助けられた。しかし、彼は肋骨を二本も折り、必死の看病。その頃、忍の家に夜這に入った道海は、千加を忍と勘違いして犯してしまう。何年振りかで男を味わった千加は激しく反応する。怒ったキヌは明念を連れて家出をしてしまう。その夜、忍と早見は結ばれた。忍が家に帰ると、千加は道海と結婚するといい、忍も早く早見と再婚しろとすすめる。ところが数日後、早見は殺人容疑で刑事に連行されてしまった。翌朝、サンサンと輝く太陽の下、忍は何事もなかったかのように海に潜っていった。