ハワイアン・ラブ 危険なハネムーン
劇場公開日:1978年11月3日
解説
甘い夢と期待に胸をふくらませて、ハワイに新婚旅行に来たカップルが巻き込まれる殺人事件をコメディタッチで描く。全偏ハワイでオール・ロケされている。脚本は「帰らざる日々」の中岡京平、監督は「ひと夏の関係」の林功、撮影は「団鬼六 薔薇の肉体」の水野尾信正がそれぞれ担当。
1978年製作/77分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1978年11月3日
ストーリー
新婚旅行でハワイにやってきた吉太郎と麗子が、ホノルル空港で手続きをしていると、麗子の肩を叩く男がいた。麗子が振り返えると、その男は「星条旗よ永遠なれ、第〇小節」の言葉を残して死んでしまった。その夜、レストランで食事をしている二人を、ギャング一味がマシンガンを乱射した。二人がホテルに帰ると、フランク大森という男が訪ねてきて、空港やレストランでのことに質問を浴びせた。疲れて寝てしまった麗子を残して吉太郎が夜の街に出ると、金髪美人のキャンディが救いを求めてきた。吉太郎は罠とも知らず彼女を家に送った。翌朝、吉太郎がいなくなっておろおろする麗子を、ロバート警部と名のる男が訪ね、吉太郎は麻薬密売容疑がかかっており、麗子自身も強制送還の命令が出たと告げる。ひとみに励まされた麗子がハワイ警察に行くと、出てきたロバート警部は別人だった。一方、吉太郎はキャンディの囚われの身となっており、彼女は空港で死んだ男が何を喋ったか聞きだそうとするが逆にタフな吉太郎の虜となってしまう。そして吉太郎は麗子と再会するが、その時、ギャングの一味と銃撃戦になり、麗子を尾行していた大森とともに応戦するが、今度はひとみを奪われてしまう。大森は実はハワイ警察の警部で、利権を巡っての不穏な動きを調査していた。そして、キャンディとの交換で帰ってきたひとみの話で、ギャングの狙いがハワイ清浄化運動の雄、M・ミッチェル氏の暗殺とわかり、大森たちは氏の歓迎式場に向かった。そして、ビルの屋上で「星条旗よ永遠なれ、第〇小節」を待つライフルの狙撃者を発見、黒幕も殺され事件は解決した。やっと二人になれた吉太郎と麗子は、激しく求め合うのだった。