鉱毒
劇場公開日:1976年3月15日
解説
渡良瀬川からの農業用水の取入口になっていて、そのために鉱毒の堆積場となってしまっている群馬県太田市毛里田地区。昭和21年に結成されてから30年間にわたり、渡良瀬川の鉱毒根絶をめざして闘ってきた渡良瀬川鉱毒根絶毛里田同盟会(会長・板橋明治)と、田中正造を主人公にして足尾鉱毒事件を描いた劇映画「襤褸の旗」(製作・瀬戸要、木原啓允、山崎守邦)を全国的に自主上映してきた「襤褸の旗」全国上映委員会とが結合して製作した長編記録映画。鉱毒の被害を受けている現地の農民、足尾・桐生・足利・館林など渡良瀬川流域に住む鉱毒問題研究者、「襤褸の旗」の製作スタッフによって、製作委員会が組織された。明治以来の鉱毒根絶運動の歴史を描いた小口一郎の版画をはさみこみながら、第二の谷中村になりつつある毛里田地区の鉱毒による被害の状況と、谷中遊水池および足尾の町の現在の状況を撮った作品である。監修は、「襤褸の旗」の監督・吉村公三郎。ナレーターは、「襤褸の旗」で田中正造を演じた三國連太郎。資料提供は、渡良瀬川研究会、栃木県立足尾高校教員有志、関東新聞社、公害問題研究所北関東センター、旧谷中村遺跡を守る会、宗教法人・田中霊祠、瑞光山・雲竜寺。(16ミリ)
1976年製作/90分/日本
配給:その他
劇場公開日:1976年3月15日
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
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スタッフ・キャスト
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