OL日記 密猟
劇場公開日:1973年12月5日
解説
若いOLが、母の“淫蕩の血”を受けついだために、色情狂という異常体質となり、次々と男と関係していく姿を描く。脚本は「女調査員SEXレポート 主婦売春」の久保田圭司、監督は「大江戸性盗伝 -女斬り-」の藤井克彦、撮影は「人妻 -残り火-」の前田米造がそれぞれ担当。
1973年製作/68分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年12月5日
ストーリー
愛田ユキは電機会社の宣伝製作課のイラスト・レーターだが、異性の視線を感じるだけで燃えてくる異常体質の持ち主だった。それは、幼い頃から彼女の母が毎日のように違う男と交っているのを目撃していたために、潜在的に彼女の心の中に母の淫蕩の血を受けついだためだった。水谷など製作課の若い男たちは、フレッシュなユキが入社以来、彼女に興味を持ち初めていた。梶次郎と野津萌子は恋仲で、ある日、会社のロッカーの陰で抱き合っているところをユキに見つかって慌てた。だが、幼い頃から母の情事を見なれているユキには興味がなかった。そんなある日、ユキが描いたポスターが採用された。上司の柿沼は喜でユキをお茶に誘ったが、断わられてしまった。ユキが入社以来、男たちが彼女に興味を持っているのが、相川美佐には腹立たしかった。柿沼と深い仲になっている美佐は、彼との情事の最中にも、彼をユキに取られまいと必死になるのだった。ある日、ユキがテニスをやっているのを見た水谷の先輩・草下は、数年前、高校にテニスのコーチに行った事を思い出した。その時教えた高校生の中にユキがいたのだ。彼からそう言われて、ユキも思い出し、それ以来、彼女は草下に好意を示すようになった。ある日、仕事に失敗して課長に怒鳴られたユキは、階段の処でションボリうずくまっていた。心配してやって来た水谷は、彼女を慰めていると、いきなりユキに抱きつかれ慌てた。二人は人影のない資料室で抱き合うが、ユキの驚く程の猛烈なアタックに、さすがのプレイ・ボーイの水谷もタジタジとなる。その夜、二人は連れ込みホテルへ行くが、ここでも水谷は、ユキの飽くなき欲望にぐったりしてしまった。それ以来、時折り水谷はユキの肉体を求めるが、彼女の拒絶にあってしまう。怒った水谷は、ユキとの情事を社内にばらしてしまった……。