SF新世紀 レンズマンのレビュー・感想・評価
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映像は今見ても素晴らしい
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小学校の頃に小説を読んでいて、TV版は何話か視聴した記憶があります。
映画版は今回初めて見ました。
制作費12億、セル枚数7万枚。
アニメパートは滑らかな動きでスピード感があり、AKIRAなどの作品に劣らない豪華さです。一方でCGはワイヤーフレーム中心の今見ると古典的なものですが、SF作品としては違和感がなく今見るとかえって新鮮かもしれません。
一方、シナリオ面はあっさりしていてあまり評価すべき内容がない。
主人公キムボール・キニスンが住む惑星ムケイエに、ボスコーンを倒すための情報を得て逃亡中のレンズマンを乗せたブリタニア号が漂着。キニスンは彼から(前述の情報の入った)レンズを託されレンズマンとなります。ボスコーンに追われつつも銀河パトロール隊に情報を届けるため仲間たちと逃亡を続け、最後はレンズの力であっさりボスを倒して終わりというものです。
ブリタニア号は見た目とてもかっこよく書かれているのに、あっさり自爆させられたりとても不遇。
映像が素晴らしい一方、アニメーターの自慰行為的なシーンが多く、もう少しコンパクトにできたのではという印象も。
実はアメリカ初上陸したアニメ映画らしいですが、英語字幕のせいで受けなかったとか。なんで吹き替えにしなかったんだろう? そもそもアメリカ産の小説なんだから吹き替えにすればそれなりにヒットしたはずだと思うのですが。
まあ色々書きましたが、ALFEEの主題歌もバッチリはまって映像作品としての質は高いので一見の価値はあるかと。
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