焔の裡の女
解説
かつて紹介された「舞姫の幻影」を監督したカール・ハインツ・ベーゼ氏の監督した映画で、主役は「不滅の謎」「法の侭に」「白痴(1921)」等に出演したアスタ・ニールセン嬢、「ドクトル・マブゼ」「白痴」等出演のアルフレッド・アベル氏、「罪と罰(1923)」出演のグレゴリー・クラマ氏等である。無声。
1924年製作/ドイツ
原題または英題:Flames and a Woman The Wonan in Fire Die Frau im Feuer
ストーリー
工場主のフェンホーフェンは女を操るに妙を得た男であったが、工場に働く美しい女工ヨセフィネを見出し彼女と同棲するに至ったが、ある日彼女が自動車に轢かれ不具となったので彼女を棄てた。ヨセフィネは彼の無情を恨んで自暴自棄となり遂に倫楽の淵に陥入った。月日は流れフェンホーフェンは他の女を妻としていたが、偶然ある劇場でヨセフィネは彼等夫妻に逢った。劇場が出火し場内焔をもって覆われた時、フェンホーフェンは新妻を助けんと婦人を抱えて戸外へ逃れ出たが、その女は我が妻ならでかつて己が棄てたヨセフィネであった。
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スタッフ・キャスト
- 監督
- カール・ハインツ・ベーゼ
- 脚本
- ロベルト・リーブマン
- 原作
- ゲオルク・ヒルンヘルト
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