茶碗の中の嵐のレビュー・感想・評価
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邦題が良くないだけ、犬好きなど気楽に楽しめる
話は犬の登録料や罰金を納めないアイス売りのおばちゃんと、彼女の犬を処分しようとする市長以下の攻防に、おばちゃんの味方をする記者のレックス・ハリソンと市長の娘のヴィヴィアン・リーの恋の行方を絡めて描く。
現代人にとって戦前の白黒映画は見づらい部分もあるけど、たくさんのワンちゃんが出てくるので犬好きは楽しめると思う。
風と共に去りぬ以前のヴィヴィアンに、マイ・フェア・レディのハリソンの若い頃というのも興味深い。
ハリソンは権威を意に介さない役で既にヒギンズ役っぽさがある。
イギリスの制度や当時の時代背景がわからないので少々理解が難しい部分もあるが、既に市民が図書館を利用していたり、乾杯でイスの上に立つとか、被告がせり上がってくる法廷とか、いろいろ見られて面白い。
大変な目に遭う役が多いヴィヴィアンだけど本作は明るい映画なので安心して観て欲しい。
teacupを茶碗と訳して邦題にした昔の日本。せめてカップの中の嵐だったらと思う。teacupの中の嵐みたいで大した騒動じゃない、と言いたい市長のセリフが題名なので意訳でも良かった。
若いヴィヴィアン・リーを見るだけ…
「明日も会社なので、尺が短い映画を選んで鑑賞」したのがコレ。
しかし、大外れ…(笑)
1937年作品でヴィヴィアン・リー主演作なので、あの名作『風と共に去りぬ』より前のヴィヴィアン・リーは初めて観た…と思う。
また、あの『マイ・フェア・レディ』でオードリー・ヘプバーンを鍛えたレックス・ハリソンもメチャクチャ若い!
この映画は、横柄な君主気取りの市長を父親に持つ娘(ヴィヴィアン・リー)と、市長批判記事を掲載した新聞記者(レックス・ハリソン)の恋愛もの。
しかし、犬の問題に関する話が長すぎる。
個人的には、笑えるところも感動できるところも無い凡作だったと思われる。
若いヴィヴィアン・リーを見るだけの映画に思えた。
残念。
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