アゲイン 明日への誓いのレビュー・感想・評価
全2件を表示
監督が変わると作風も変わる
確か2~3年前にWOWOW放送で観た。劇場公開時の邦題は『アゲイン 明日への誓い』だが、ソフト化の際に『アゲイン 男たちの挽歌Ⅲ』、さらに『男たちの挽歌Ⅲ アゲイン/明日への誓い』へと変わっている。『男たちの挽歌』シリーズの3作目で原題も『英雄本色Ⅲ 夕陽之歌』だが、1作目より前の時代が舞台でチョウ・ユンファのみが1作目に出てた兄役で続投。監督も前2作のジョン・ウーからプロデューサーだったツイ・ハークに変わった。
1974年~75年というベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、ベトナム華僑の叔父シー・キエンを連れて香港に帰ろうとするユンファと従弟(叔父の息子)のレオン・カーフェイが謎の女アニタ・ムイの助けで、南ベトナム政府軍のゴロツキやアニタの恋人で裏社会のボス時任三郎(香港人役で広東語吹替)と派手なドンパチを繰り広げるというお話。その合間にユンファとアニタのラブロマンスも描かれる。
前日譚のわりには1作目に上手くつながってなくて、そのあたりはいかにも香港映画。実際、前2作との関連性はあまり無い。出来はまあまあだが、前2作同様に主人公たちがちょっと無敵すぎるだろと思ってしまった。またウーとハークではやはり作風が違い、女性を描くのが苦手なウーよりもハークのほうが女性を魅力的に描いている。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全2件を表示

