九十三

解説

アルベール・カペラニ氏が戦前にフランスで製作した映画であるが発売は1921年に行われた。「三仮面」のアンリ・クロースが主演し、ポール・カペラニ、フィリップ・ガルニエ、パテ映画で古くからお馴染みのシャルロット・バルビエ・クロースが共演している。この映画が何故に戦後にまで封切りが延期されたかというと、「フランス活動写真」誌によれば大戦中に内乱惹起の誘引たらんことを怖れたが為だとのことである。(無声、全二篇)

1914年製作/フランス
原題または英題:Quatre Vingt Treize

ストーリー

フランスは1973年の頃の話である。ヴンデ暴動の首領ラントナックは革命議会のシムルダン及びラントナックの実の甥でシムルダンの養子となっているゴーヴンを相手にツルグの城に立てこもって苦戦を続けたが力及ばず逃走をせねばならなかった。その時城の火炎の中の子供を救わんとして再び城に戻った為彼はシムルダンの軍に捕らえられた。ゴーヴンはラントナックを身を以て逃がしてやる。その為ゴーヴンは軍の掟にしたがいシムルダンから死刑の宣告を受けギロチンの露と消えたがシムルダンも自分の子を殺した悲しみに堪えかねゴーヴンの死と同時に自殺する。

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