妖婦インペリア

解説

『巌窟王』を作り換えたような作品。曲馬劇の“サンソニア”ことルチアノ・アルベルティーニが主演し、妖婦インペリア役でアントニエッタ・カルデラリが共演している。無声。

1921年製作/イタリア
原題または英題:The Bridge of Sighs

ストーリー

ヴェニスの都に近き山中に住む山賊の頭目スカラブリノとサンドリゴの二人があった。ある時ローマの妖婦インペリアは道に迷ってこの山塞に来る。スカラブリノは、女を恋し程なく一子ビアンカを生む。サンドリゴはスカラブリノに力及ばざるを怨恨として賊塞を出る。数年後ヴェニスの総督の嗣子ローランドの為に自分の恋に失恋したアルチェリは総督の栄位を奪わんとするフォスカリや野心家ベムボ僧正等と語りローランドに無実の罪を被せ捕えて監房に投ず。彼の父は盲目とされて国境に追放され、母は会ってローランドに一命を救われて改悟せるスカラブリノに助けられしがこれも程なく息子ローランドの名を呼びながら死す。星移り七年後の暴風雨の夜ローランドはスカラブリノの力を借りて破獄し一日として忘れ得ざる復讐という彼の半生の大事業の為に着々とその痛烈な歩を進める。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く