熱砂の掟

劇場公開日:

解説

監督出身のオーブリー・バーリングが製作したアフリカの現地ロケ・メロドラマ。「恋の人魚」のロバート・ウェスタービーの脚本を、「コロンブスの探険」のデイヴィッド・マクドナルドが監督。撮影は「青の恐怖」のオズワルド・モリス、音楽はロバート・ジル。「放浪の王子」のエリック・ポートマンに、新人ロウレンス・ハァヴェイ、日本初登場のマリア・モーバンらが共演する。

1950年製作/イギリス
原題または英題:Cairo Road
配給:英協=NCC
劇場公開日:1951年8月24日

ストーリー

カイロで、アラビア人バシリが殺害されたことから麻薬密輸入の端緒をつかんだ麻薬防止当局は、ユセフ(E・ポートマン)とムウラッド(L・ハアヴェイ)の二局員に事件を担当させた。バシリの死体の下から出て来た紙片で、ユセフとムウラッドは、ポートサイドに入港中の船に飛んだ。船上で失神した女船客アンナ(カメリア)が、うわ言にしゃべったことから、密輸のルウトを知ったユセフは、逮捕した容疑者ハンブル(H・ラング)とロンバルディ(C・アスラン)を釈放し、尾行することにした。同日、ベドウィン人による多量の麻薬密輸入が発覚、それを受取りに来たロンバルディは逃走した。一方ユセフは捜査の結果ハンブルが、密輸団の頭目お尋ね者のリコであることをつきとめた。リコはロンバルディを追って、彼を殺して麻薬をうばい、出獄した兄のエドワアルと逃亡しようと図ったが捕えられた兄弟は頑として口を割らなかったが、ムウラッドは自らバシリに化けて兄弟の前に現れたところ、二人はついに一切のカラクリを吐いてしまったのだった。

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