続・夕陽のガンマン 地獄の決斗のレビュー・感想・評価
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善玉、悪玉、卑劣漢、モリコーネ!
ブームの火付け役となった「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」、詩情豊かな「ウエスタン」、総決算とも言うべき「夕陽のギャングたち」…多くのマカロニ・ウエスタンを手掛けたセルジオ・レオーネ。
中でも最も好きなのが、この「続・夕陽のガンマン」。
だって、面白さ楽しさてんこ盛りなのだから。
南北戦争時代、隠された金貨を巡って繰り広げられる3人の男の壮大な旅と攻防。
善玉=クリント・イーストイーストウッド、悪玉=リー・ヴァン・クリーフ、卑劣漢=イーライ・ウォラック。
三者三様、それぞれの個性とドラマがメリハリあってイイ。
一応イーストウッドは善玉なんだけど、どう見たってダーティ・アウトローなのはご愛嬌(笑)。クリーフはやっぱりニヒルでクール。“静”の二人に対してウォラックが唯一言動激しく、欲深くて人間臭い。今回の一番美味しい役所かな?
ドアップとロングショットを多用したレオーネの特徴的な演出は健在。
金貨目当てから始まって南北戦争を挟むストーリー展開はスローながら3人の強烈個性が引っ張って飽きる事はなく、一発で決まるラストの決闘はこれぞ西部劇の醍醐味。
入り乱れた善玉、悪玉、卑劣漢の勝者は、薄汚い大悪党…?
たっぷりの脂身と濃厚な味付けを加えた特盛りマカロニ・ウエスタン。お腹いっぱい心行くまで堪能出来る。
そして何と言っても、モリコーネ!モリコーネ!!モリコーネ!!!
初めて聴いた時の衝撃は今も忘れられず、耳にこびり付いて離れない。
ある意味、映画史上最強の音楽!
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