アッパーセブン 神出鬼没

劇場公開日:

解説

マリア・ピア・ロッコの脚本から、「荒野の10万ドル」のアルベルト・デ・マルティーノが監督したスパイ・アクション。撮影はマリオ・フィオレッティ、音楽は「荒野の10万ドル」のブルーノ・ニコライが担当している。出演者には、「パーマーの危機脱出」のポール・ハブシュミット、「007は二度死ぬ」のカリン・ドール、ほかにヴィヴィ・バッハ、ナンド・ガッツォーロ、グイド・ロロブリジーダなど。製作はエモ・ビストルフィ。テクニカラー、テクニスコープ。

1966年製作/イタリア・ドイツ合作
原題または英題:L'Uomo De Uccidere
配給:東京第一フィルム
劇場公開日:1967年9月16日

ストーリー

南アフリカ政府とアメリカとの間で、10億ドルにのぼる重要な国際財政取引きが行われることになった。それを横どりしようと東側の秘密組織が動きはじめた。それを知った西側は、秘密諜報員アッパーセブンにその組織を探ることを命じた。アッパーセブンとは通称で、ポール・フィニー(ポール・ハブシュミット)という、変装の名人で、諜報部きっての腕ききだった。一方、秘密組織のボス、コブラス(ナンド・ガッツォーロ)は、部下のサントス(グイド・ロロブリジーダ)を使ってポールを消すよう指令し、この計画の黒幕である東洋の大国の政府要人チェンと会って、アメリカからアフリカに渡される10億ドルの現金をニセ札に変え、アメリカに渡されるダイヤを奪おうとしていた。コブラスの情婦マーギッドが、ヨハネスブルグの銀行に保管してある10億ドルをニセ札とすりかえるため、市の貯水池にビールスを投げこんだ。伝染病が発生した。コブラス一味は医者の一隊に化け、守衛に毒薬を予防薬と偽ってのませ、本物の10億ドルをニセ札と交換してしまった。もたもたしているポールに、本部はヘレン(カリン・ドール)という美人諜報員を応援に送った。ポールは、ダイヤを護送中、サントスを射殺、ローマに戻ったが、アメリカ大使館から10億ドルが全部ニセ札と教えられてがくぜんとした。ヘレンの働きで、コブラス一味の隠れ家がコペンハーゲンと判ったが、ヘレンはコブラスに誘拐された。ポールは、コペンハーゲンに飛び、得意の変装でサントスに化けたが、コブラスに発見され、ガス室に閉じこめられてしまった。ポールが気がついた時は、ガーナの山奥に連れていかれてからだった。そこには、ヘレンも捕まっており、驚いたことには、山奥一帯がミサイル基地になっていて、世界制覇を狙う某国の秘密基地になっていた。ポールは爆薬入りのベルトを扉にしかけて脱出した。そして、残りのベルトを基地変電室に装置した。コブラス、チェンの追跡を必死にかわし、爆破地点を脱出した時、轟然と基地は大爆発を起した。

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