殺しへの招待

劇場公開日:

解説

ウォーリー・バスコの脚本を、テレビ出身のフレデリック・グードが監督したイギリス諜報部員のスパイもの。撮影はウィリアム・ジョーダン、さらに水中撮影をスティーブン・ハリディが担当している。音楽はジョーン・シェィクスピアース。主演はこれがデビュー作のオーストリア人で歌手のパッツィ・アン・ノーブル助演をマーク・バーンズ、ショーン・カリーとイギリス・テレビ映画出身のベテランで固めている。製作はハリー・フィールド。

1966年製作/イギリス
原題または英題:Death is a Woman
配給:NCC
劇場公開日:1966年9月13日

ストーリー

太陽の明るい地中海のマルタ島。ここは、麻薬取引場として警察が目をつけている島だ。ここへ英国諜報部員デニス(M・バーンズ)は、麻薬の密輸犯人調査のために素性を隠して乗りこんだ。彼は、賭博場の経営者マーロとブレークを怪しいとにらみ、尾行をはじめた。そんなある日、ブレークは何者かに殺された。ブレークが死んだいま、デニスにとっての最後の鍵はマーロしかいない。しかしデニスがやっとのことでマーロのアパートに忍びこんだものの、そこにはマーロの惨殺死体が転っていた。そこへ土地の警部が来合せたからたまらない、デニスは殺人犯と疑われ尾行される始末。途方に暮れるデニスのところへ、英国諜報局はプリシラ(W・ベンサム)という金髪美人を送りこんだ。二人はマーロと同じアパートに住むフランチェスカ(P・A・ノーブル)の行動に不審な点を見つけ、マークすることにした。やがて、プリシラはフランチェスカがアクアラングで水に潜ってヤクを届けている事を突きとめた。翌日からデニスの水中捜査が始められた。案の定、アクアラングに身を固めたフランチェスカがヤクを片手に水中を横切っていく姿が、デニスの目に映った。フランチェスカの行く手は、麻薬の販売人で情夫であるジョーの隠れている無気味な洞穴だった。洞穴にたどりついたフランチェスカを、ジョージが笑顔で手を差しのべた次の瞬間、フランチェスカはジョーを水中へたたきこみ、アクアラングのパイプを切りとってしまった。多量のヘロインを手にしたフランチェスカが、勇躍ヨットに一人で泳ぎついた時、デニスをのせたモーターボートがヨットに横付けになった。ブレーク、マーロを殺しさらに情夫も殺しヤクを独り占めにせんとしたフランチェスカの末期だった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く