ばくだん家族
解説
ラファエル・J・サルビア、ペドロ・マソ、アントニオ・ビークら三人の共同シナリオと台詞を、フェルナンド・パラシオスが監督したホーム・ドラマ。撮影はファン・マリネ、音楽はアドルフォ・ワイツマンが担当した。出演はアルベルト・クロサス、アンパーロ・ソレール・レアル、ホセ・ルイス・ロペス・バスケス、ホセ・イスベルト、ポーラ・マルテルら。ほかに、十五人の子供たちはフランス、スペインの一般から募集したもの。
1965年製作/フランス・スペイン合作
原題または英題:Une Famille Explosive
ストーリー
マドリードの郊外に十八人家族が住んでいた。適齢期の長女から赤ちゃんまで十五人の子供がいて、家の中の騒しさは大変なもの。お手伝さんもこの家には長居出来ないと、すぐに退散する有様。でも、善人揃いで陽気な家族。父親(A・クロサス)は設計事務所の主任。生活は楽ではないが、懸命に働いている。子供たちがいまいちばん欲しがっているのはテレビだが、買うことはできない。隣のを窓ごしに覗くのだが、それを知られるとたちまち窓のシャターを下されてしまう。いよいよ夏休み。母親(A・S・レアル)はへソクリを利用して避暑地へ出かけた。マイクロ・バスで。おジイさんは未っ子のお守り、ロケット遊びの好きなクリプロ坊やは海岸でロケット発射遊びに熱中。次女ルイザはこの地方の青年ホルへと知りあい、愛しあうようになった。この家の子供の名付親であるチョビひげのオジさんも後から追いかけて来て、家庭教師のパウラに熱をあげてしまった。やがて夏休みも終り、やがてクリスマスがやってきた。イブの夜、末っ子のジャンノが迷い子になってしまった。大騒ぎ。どこを探してもいない。名付親のおじさんはテレビを通じて呼びかけた。案の定、ジャンノはある中年夫婦の家にいた。夫婦には子供がなく、一時は自分たちの子として育てようと考えていたが・テレビで大騒ぎになった以上、そうもいかず返すことにした。おまけに夫婦は一家にテレビをプレゼントした。一家に平和がもどって来た。その晩、奥サンは旦那サンにうちあけた。「また赤ちゃんが生まれるのよ」
スタッフ・キャスト
- 監督
- フェルナンド・パラシオス
- 脚色
- ラファエル・J・サルビア
- ペドロ・マソ
- アントニオ・ビーク
- 台詞
- ラファエル・J・サルビア
- ペドロ・マソ
- アントニオ・ビーク
- 撮影
- ファン・マリネ
- 音楽
- アドルフォ・ワイツマン