世界一の剣闘士

劇場公開日:

解説

リオネロ・エルネストとデ・フェリーチェ・グイーダの脚本を、「鉄腕マチステ」のミケーレ・ルーポが監督したマチステ・シリーズ第三作。撮影はグリエルモ・マンコーリ、音楽はフランチェスコ・デ・マシが担当した。出演は「鉄腕マチステ」のマーク・フォレスト、「ソドムとゴモラ」のシーラ・ガベルのほかにホセ・グレチ、フォン・シェブロンなど。イーストマンカラー・トータルスコープ。

1964年製作/イタリア
原題または英題:Death on the Arena
配給:東和
劇場公開日:1965年11月13日

ストーリー

西暦二六一年のローマ。奴れい売買業者ルフォに買われた七人の剣闘士たちは、命令通り女王タリマ(S・ガベル)の治める平和な国メルサバードに来て乱暴の限りをつくした。そこに来あわせたのは、メルサバードで無敵を誇る熱血の剣闘士マチステ(M・フォレスト)である。ルフォを不審に思ったマチステは彼の正体をつきとめた。女王タリマを誘拐する計画をたてていたのだ。マチステはさっそくタリマに報告した。彼女は城から逃れる決心をし、妹のレジアに相談したが、彼女は何となく落ちつかない素振り。タリマが逃れた後、カーテンのかげから現われたのはレジアの情夫で、女王誘拐計画の黒幕オニリスである。彼はレジアを女王にしたて、自分の思いのままの天下にしようという野心を持っていたのだ。一味にとって邪魔者は女王派の剣闘士マチステである。彼を意識不明の状態に陥しいれ、一味はタリマを連れ去った。意識を取りもどしたマチステは、残っていたルフォを殺し、一時身を隠した。一方タリマは城の地下牢に檻禁されていた。名前だけの女王にしたてられたレジナは、自分の非を泣いて姉に謝ったが、オニリスの言うなりになるより仕方がなかった。ルフォに買われた剣闘士たちが闘技を見せる日が来た。その時顔に防具をつけたマチステが現われた。彼はなみいる剣闘士たちを倒し、観衆の歓声をあびる。そして防具をはずし、観客席のオニリス一味をも倒した。やがて地下牢から救い出されたタリマが人民の大歓声に迎えられて中央の席についた。熱血の剣闘士マチステによってメルサバートには平和が蘇えったのである。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く