ローマの崩壊

劇場公開日:

解説

アントニオ・マルゲリーティ、アルベルト・アストルフィ、エンニオ・マンチーニの共同脚本を「顔のない殺人鬼」のアンソニー・ドーソンが監督した史劇。撮影はリカルド・パロッティーニ、音楽はリズ・オルトラーニが担当した。出演は「最後の橋」のカール・メーナー、新人ロレダーナ・ヌシアクのほかにジャンカルロ・スブラジア、ピエロ・パレルミニ、イダ・ガッリ、ジム・ドーレン、など。製作はマルコ・ヴィカリオ。イーストマンカラー・トータルスコープ。

1964年製作/イタリア
原題または英題:Il Crollo di Roma
配給:東和
劇場公開日:1965年3月12日

ストーリー

コンスタンティン帝が世を去って間もなくの頃、多くのキリスト教徒が虐殺され、牢獄へ送られた。良識豊かなカイオ総督が遠征中に、留守をあずかったジュニオ総督の野心のあらわれだった。彼はキリスト教嫌いの上に、民衆の信望厚いキリスト教徒のマルコ護民官(カール・メーナー)への嫉妬心もあった。獄中のマルコは罪のない人々がムチ打たれてあえぐ姿をみて激しい怒りがこみあげてきた。ある日マルコは、一群の兵士をつれて、ローマをぬけ出した。途中ゲルマン民族の一群に出会った。ローマを敵視する彼らは疲れはてたマルコたちを助けたがマルコの妻リチアは疲労のはてに死んだ。慟哭するマルコをなぐさめたのは、ゲルマン民族の娘スベトラ(ロレダーナ・ヌシアク)だった。一方、ローマに帰還したカイオに、ジュリオはマルコのことを中傷した。その結果、マルコをローマに呼び戻して闘技場で戦わせ、彼が勝ったらキリスト教徒を全部釈放することになった。素手で戦ったマルコだったが、彼が勝った。そしてカイオは彼をつれて北方遠征に出た。激戦の果て、ついにカイオは戦死した。遺体を守って帰還したマルコをジュニオは他のキリスト教徒と共に投獄してしまった。その夜ジュニオは華やかな祝宴をはった。その時、大地は不気味な地鳴りとともに揺れだし、ジュニオは石の柱の下敷きになって死んだ。信者の中にも犠牲者は多かったが、ローマの街の崩壊とともに苦難の時代は去り、マルコとスベトラは希望に満ちた第一歩をふみ出した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く