「重厚感そのもの」イワン雷帝(1946) チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚感そのもの
エイゼンシュタイン監督を『ポチョムキン』に続いて鑑賞です。やっぱり、すごいです、エイゼンシュタイン。ほとんど固定で撮られたショットの積み重ねで圧倒的な画力で迫ってきます。これをスクリーンで観たら、どんなにかと想像しちゃいますね。
カザン侵攻のシーンなんかも、全然最近の戦闘シーンと撮り方が違いますが、兵士が続々と城壁に向かって攻め込むところを固定で撮ったりすると、妙に興奮してくる感覚がありました。今どきの画面が揺れまくるということでもたらされる興奮とはまったく異質のものを感じましたよ。
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