スパルタの若獅子

劇場公開日:

解説

中世紀のエーゲ海沿岸地方を舞台とする史劇スペクタル映画。エンニオ・デ・コンチーニとルチアーノ・マルティーノがオリジナル・シナリオを書き下し監督に当ったのは「大進軍」ピエトロ・フランシスキ。撮影担当はカルロ・カルリーニ。音楽を受けもっているのはアンジェロ・マニング・オブライン。出演しているのは「拳銃の罠」のティナ・ルイス、「タラワ肉弾特攻隊」のカーウィン・マシューズの他、リカルド・ガローネ、エンリコ・マリア・サレルノ、スジ・ゴルジ、アルベルト・ファラネーゼなど。

1960年製作/フランス・イタリア合作
原題または英題:The Warrior Empress
配給:ヘラルド
劇場公開日:1961年7月28日

ストーリー

エーゲ海レスボス島のミチレーネの人々は、暴君メランクラスに支配されていた。彼を倒そうとする反徒の首頭ファオン(カーウィン・マシューズ)は戦いに敗れ、傷ついてアフロディテの神殿に逃れた。彼を追う近衛隊長ヒペルビウスは士官のラリカスに神殿につかえる妹の美女サフォ(ティナ・ルイス)を紹介され、彼女の美しさにひかれ、ファオン捜索をやめて帰っていった。ヒペルビウスの帰ったあと、サフォは気を失っているファオンを神殿の地下室に運び手当した。同性のサフォに愛をささげる神殿の処女アクティスは、ファオンにひかれたらしいサフォを目のあたりにして心安らかでなかった。そこで彼女はヒペルビウスにファオンのことを密告した。神殿を部下にとり囲ませたヒペルビウスをサフォは誘惑し、ファオンを逃した。心を落したアクティスは「聖なる堀」にとびおりてライオンのえじきとなった。ファオンの安全を願うサフォはヒペルビウスの腕に抱かれた。が、ファオンはこれを見てヒペルビウスの前に現れ、捕えられた。ファオンはトラキアに追放された。しかし海上の反乱さわぎや大嵐などをきりぬけ、ファオンはミチレーネにもどった。反徒をひきいた彼は、今度は市を占領し、メランクラスを降服させることに成功した。ヒペルビウスはファオンと剣をとって戦い、ライオンのいる「聖なる堀」におとされて死んだ。サフォは神殿をさがって、ファオンと結ばれることになった。

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