「セロニアス・モンクとジャズ・メッセンジャーズ」危険な関係(1959) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
セロニアス・モンクとジャズ・メッセンジャーズ
いつ見たのか?覚えていない。内容も覚えていない。
セロニアス・モンクとジャズ・メッセンジャーズの『危険な関係のブルース』につきる映画だ。
訂正親方はアート・ブレイキーでしたね。すみません。
まだ、ガギだったので、何の事かも理解していなかった。裸が出て来るのはフランス映画の特徴(BBとかCC-イタリア?]とか、マセガギには強烈)と勝手に想像していたので、親に隠れて白黒テレビで見たと記憶する。正直に言って、JAZZが聞きたくて、この映画を見たのではなくて、裸が見たかったから見たのだ。
改めて見て、音楽しか残らない映画だった。でも、僕に取ってはモダンジャズとの出会いになる。死刑台のエレベーターと危険な関係が、JAZZを僕の頭の奥に深く焼き付けた。
この映画や死刑台のエレベーターを見ての偏見かもしれないが、JAZZは悪い事への誘惑みたいに感じていた。後に、コルトレーンやドルフィと出会うまで、暫くはBlue Noteばかり聞いていた。
映画鑑賞をしたという根拠は最後にあった。あんなに綺麗な人がと感じた。
セロニアス・モンクのモールス信号を打つようなビアノの弾き方が特に印象に残った。バド・パウエルのクレオパトラの夢の様な流れる奏法とは逆にビアノを打楽器のように無骨に弾く、モンクが好きだった時期もある。
ジャン・ルイ・トランティニャンって殺しが静かにやってくるじゃないですか!繋がった。
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