最後の決死隊
劇場公開日:1957年9月3日
解説
ハワード・クルーズの原作・脚本により「海駆ける男」の製作者、マイケル・カレラスが製作・監督した戦記映画。撮影監督は「フランケンシュタインの逆襲」のジャック・アシャー、作曲はレナード・サルジード、演奏指揮をジョン・ホリングスワースがとった。主演は「白鯨」のレオ・ゲン、「アンナ・カレニナ」のキーロン・ムーア、「怒りの海」のマイケル・メドウィンなど。
1957年製作/イギリス
原題または英題:The Steel Bayonet
配給:東和
劇場公開日:1957年9月3日
ストーリー
一九四三年、アフリカのチュニス。アフリカ軍団に属し、チュニジア砂漠の激戦に参加したC中隊は、中隊とは名のみ三十数名に減っていた。隊員の期待を裏切ってデリー大佐(ジョン・ポール)の命令は、ジェラード少佐(レオ・ゲン)指揮のもと、チュニスにおける連合軍総攻撃の第一線に加わり、無人のチュニジア農家を占領、その望楼を砲兵隊の観測地点として確保することだった。撤退命令があるまで死守を厳命された中隊は、ジル特務曹長(R・ブラウン)の沈着な判断のもとに計画を進めた。一方、砲兵隊からミード大尉(キーロン・ムーア)が配属され無電で敵軍の位置を観測、知らせることになった。彼らは自分たちの存在を覚られないため、ドイツ軍のパトロール兵を銃剣で刺殺するという放れ業もやった。しかしやがてドイツ軍の知るところとなり、その総攻撃を受けたが、ジェラード少佐の指揮よろしきを得て撃退した。だが戦車をともなったドイツ軍の攻撃にC中隊の抵抗は遂に終った。ミード大尉は戦死、ジェラード少佐も崩れ落ちた望楼の下敷きとなった。やがてドイツ軍の前線司令部がこの跡に移ってきた。しかし、重傷にも屈せず生き残っていたジェラード少佐は、無線で砲兵隊に連絡、我と我が身に敵の砲弾を導き、ドイツ軍司令部を撃滅した。C中隊は数名を残して全滅はしたが彼らの勇気によってチュニス陥落の道が固められ最後の勝利への前進が始まった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・カレラス
- 脚本
- ハワード・クルーズ
- 原作
- ハワード・クルーズ
- 製作
- マイケル・カレラス
- 撮影
- ジャック・アッシャー
- 作曲
- レナード・サルゼド
- 指揮
- ジョン・ホリングスワース