劇場公開日 1954年7月25日

「まずは『シン・ゴジラ・オルソ』での失礼をお詫びします。そして本作「コスパよすぎじゃね?」」恐怖の報酬(1952) 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0まずは『シン・ゴジラ・オルソ』での失礼をお詫びします。そして本作「コスパよすぎじゃね?」

2024年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:その他、VOD

怖い

興奮

まずお詫びです。
ふたつ前にレビューを書いた『シン・ゴジラ・オルソ』で、「二番煎じ」だとか「柳の下の二匹目のどじょう狙い」などと荒っぽいことを書き連ねてしまいました。
ですが、コメントでご指摘いただきましたように、事実誤認の勘違いの決めつけでした。『オルソ』の方が『マイナスカラー』よりも先の上映でした。
庵野さんの名誉を傷つけるようなことを書いてしまったお詫びはもちろん、ご不快な思いをさせてしまった皆さまに対しても謝罪です。誠に申し訳ありませんでした。
「オマエ如きの戯言を誰が気にする言うねん!」なんですが、やはり謝罪せずにはいられなくて。本当にごめんなさい。

前回鑑賞した『市子』ですが、私の波長には全く合わず楽しめませんでした。
つい、ご飯を食べたり、腕時計の電池交換をしたりの“ながら鑑賞”になってしまいました。←これも謝罪案件。かつ、映画への冒涜な!
『片腕マシンガール』とかに波長を合わせてしまう私なので、そこは仕方ないです。赦してください。
その鑑賞方法が、きっと色々といけなかったのかな…と思って反省をし。
今回は“ながら鑑賞”のできない、洋画の字幕版をチョイスです。

この作品、知っているはずなのに観た記憶がまるでないんですよね。
結末も知っているし、古典的名作のはずなのに。
こちらのレビュアーさんの履歴で見かけて思い出して、鑑賞を決めました。興味もかなりありますので。
てっきりアメリカ産の映画かと思っていたのですが、オープニングのキャスト&スタッフロールの文字を見ると、どうもそうじゃなさそう。
フランス映画、かつ、舞台はベネズエラだったのですね。
観たのは英語版だと思われ。アホの私にでもわかる「ドント・ウォーリー」「ハリー・アップ」の言葉がありましたから。
長い!長すぎるよ!導入部!
町の立たされる苦しい状況や主人公・マリオの為人を、台詞じゃなくて映像で説明しようとしたのはわかるけれど、ちょっと長すぎます。
そしてね、マリオとルイージの名前とルックスが、ゲーム的にまんま逆なのには笑っちゃったの。
マリオがルイージで、ルイージがマリオなの(笑)←何言ってるのか???ですよね。
でも、本作をご覧になられた方なら、きっと同じことを思われましたよね。
そもそも“マリオ”と“ルイージ”ってファーストネームなの?それともファミリーネーム?
マリオ“ブラザーズ”ってんだから、マリオとルイージって同じ姓のはずですよね。マリオ・“〇〇〇〇(ファミリーネーム)”みたく。
だったらマリオブラザーズじゃなくて〇〇〇〇・ブラザーズじゃなきゃおかしいでしょ。
なので、調べてみました。
すると驚愕の事実が!実写映画版『魔界帝国の女神』設定では、マリオブラザーズの“マリオ”ってファミリーネームなんだって!Σ(oдΟ;)!!エッ
つまり映画版に倣うなら、マリオのフルネームはマリオ・マリオなの(笑)
ゲーム設定上ではマリオ・グランカートらしいけれど。←何故か?ほっと安心しました。
また脱線かよ。非常に効率の悪い文章の書き方の見本です。読んでくださっている方々にとっては極めてタイパ悪いですよね。いつも申し訳ありません。
と言うか、『シン・ゴジラ・オルソ』についても、このくらいリサーチしておけば失敗しなかったものを。
脱線話が長い!長すぎるよ!十兵衛、さん!

物語40分あたりから、物語はやっと“起”に入ります。
この映画の舞台と時代的に報酬2千ドルって、今日相場ではどのくらいの報酬なんだろう?とずっと考えていました。
両腕にチャンネーはべらせて札束風呂に浸かれるくらいなの?ユーチューバーでもできそうな感じなの?
「故郷に戻って家を買う。そしてイイ女と結婚する」くらいしか価値観の定規が出てこないんですよ。発想が小市民、かつ、ユーチューバー的。
当たらずしも遠からずでした(笑)
そのくらいだったら、5千万円程度でできそう。
命と引き換えにする金額としては、かなりお買い得価格。雇い主的にコスパよすぎじゃね?
そしてこの映画でも私はヘタレっぷりを露呈してしまいました。
桟橋状の迂回路で、またボールサックが“キュイ~ン”ってなったんですよね。
高さ20mほどの絵なんですが。その高さで“キュイ~ン”なんですよ。リアルじゃなしにモニタの絵で。
これ、もう克服できないのかなぁ。
トラック山盛りのニトロの爆風で鎮火させるには、火災の規模が小さすぎるように思えたんですが。だったらニトロ的にはコスパ悪すぎじゃね?
ラストの「美しく青きドナウ」で、ソッコーでイヤ~なフラグ立ったんですよね。
案の定かー!ですよ。
浮かれる気持ちはわからんでもないけど、あんな運転したらアカンわー。ですよ。
ユーチューバー的には「やったった!(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!」をスマホ実況してた感じ?

今日の目で見ると、どうしても厳しい評価になっちゃうんですが、プロット自体が教科書とも言える秀作なので、この評価にしました。
つい最近作の『アイス・ロード』VFXバンバン使いまくったくせにもうひとつやったし。

今回もレビューが“起”に入ってから“結”に来るまでの文字数が、だいたい500文字。
対して“まくら”は倍以上の1300少々。
マリオ云々だけで300文字。
こちらはタイパ極めて悪い。

野球十兵衛、
kazzさんのコメント
2024年5月10日

ホント、イントロ部が長いですよね、この映画。

ウィリアム・フリードキン監督によるリメイク版は、このあたりがもうスコシ整理されて見易くなってます。
アメリカ映画だと記憶されてたのは、この1977年のリメイク版かもしれませんね。

kazz