「敵は上官」総進撃 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
敵は上官
第一次世界大戦時のイタリア-オ-ストリア戦線を、イタリア側から描いた作品。
1972年の作品なんですね。HDリマスター版ということもあって、映像はとても新しく感じました。しかし、やはり爆発等のシーンは、迫力に欠けるのは残念なところです。
映画は終始一貫として、戦争の、戦場の不条理さを描いています。
バカな指揮官の無謀な戦術により、無駄に死んでいく兵士たち。オーストリア兵ではなく、上官により苦しめられ、殺されていく兵士。
色々な戦争映画を鑑賞しましたが、どの映画とも異質で心に残ります。
ラストの虚無感も、この映画に相応しいものでした。
やや冗長にも感じられ「とても良い作品」とまでは言えませんが、観て損はない映画だと思います。
コメントする