襲われた女たち

劇場公開日:

解説

ドイツ西部ケルンで起きた実話を映画化した、異常犯罪物語。製作・監督はギュンター・シュレジンガー。脚本はホルスト・ミュラー、撮影はクリス・ブリュックナー、音楽はビル・ハルトマイヤーが担当。出演はエヴェリン・キューネッケ、クリスチャーネ・ダース、ガビー・ヘルプスト、マリカ・ミンツェンティ、マリー・アンネ・リボー、トーマス・ラオ、アストリッド・ボーナー、ノルベルト・ローシュ、ヨアフ・ヤシンスキーなど。

1969年製作/ドイツ
原題または英題:Die Mabedchen der Madame
配給:ABC映画
劇場公開日:1970年3月21日

ストーリー

ドイツの大都会で、洋装店を経営している、三十四歳の独身女性エディット(E・キューネッケ)は、男知らずの欲望のはけ口を、若い女店員の体に求めていた。女店員は、ギゼラ(C・ダース)、クリスチーネ(G・ヘルプスト)、マリオン(M・A・リボー)の三人であった。冬の週末に、エディットは、三人の女店員、それに女友達アンゲリカ(M・ミンツェンティ)を連れて、郊外の別荘で、夜明しのパーティを開いた。その頃、この町の刑務所の一室では、いまにも脱走計画が実行に移されようとしていた。ボス格のオズワルド(T・ラオ)、フランク(N・ローシュ)、ゲルハルト(J・ヤシンスキー)、キュペルケ(A・ボーナー)の四人が、その脱獄計画の仲間だった。彼等はついに、開いた穴から脱出し、逃亡に成功した。四人の囚人たちが別荘に近づいた時、その中では、レスビアンの狂宴がくり広げられていた。初体験のマリオンは、マダムの巧妙な愛撫でいまや歓喜の絶頂にいた。囚人たちは荒々しくその狂宴の中に踏み込んで来た。そして、女たちのあらわな姿を見た彼等は、獄中生活でおさえつけられた欲望を、いっきに爆発させた。最初に襲われたのはマリオンであった。やがて、他の女たちも、次々に欲望の餌食にされていってしまった。そして、貸別荘の中に、悪夢のような時が流れていった。男達は、やがて欲望を満足させると、酒宴を始めた。女のひとりが、その時、酒の中に睡眠薬を入れ、通りがかりの男に、警察への通報を求めた。

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