「連続殺人犯vs.ピアニスト探偵」サスペリア PART2 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
連続殺人犯vs.ピアニスト探偵
製作年が『サスペリア』よりも古く、ヒットしたおかげで日本でも公開された経緯があるのですが、なぜにPART2としたのかがわからない。オカルトとは関係なく、単に快楽連続殺人のような作品。殺されていく人間は何の繋がりも感じられず、ちょっと頭に来た!くらいの動機で殺されていく。
とにかくゴブリンのサウンド効果とプログレッシブロックの雰囲気がとてもいい。名のあるバンドかと思ったら、全然知らないミュージシャンだったりする。また、恐怖感では本家より、こっちのPART2の方が上かもしれない。英語タイトルがYou have been watching「DEEP RED」と最後に登場するし、この血の色がかなり恐怖を煽る。
犯人探しよりも主人公マーカス・デリーと一緒に体感する方が面白いと思う。買い手のつかない屋敷の壁とか、殺人現場とか、かなりいい味出しています。撮影テクニックも独特で、製作年を知るまではこっちが後だと感じるくらい。そして、もっとも怖いのはヘルガの信者だったジョルダーニが殺されるシーン。あの恐怖の人形はチャッキー以上かもしれない・・・
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