イマージュ
劇場公開日:1976年3月20日
解説
謎に包まれた作家ジャン・ド・ベルグが一九五六に書いた「イマージュ」の映画化。製作はマーティ・リチャーズとジル・チャムピョン、監督はラドリー・メッガー、脚本はジェイク・バーネン、撮影はルネ・ルフェール、音楽はジョージ・クレイグが各々担当。出演はマリー・メンダム、カール・パーカー、マリリン・ロバーツ、イヴェット・ヒヴレなど。
1975年製作/フランス
原題または英題:The Image
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1976年3月20日
ストーリー
俳優のようなマスクの持主ジャン(カール・パーカー)は、今売れっ子の作家だ。ある日、一流有名人が集まる家のパーティに招待され、そこで数年ぶりに妖艶な美女クレール(マリリン・ロバーツ)と再会した。彼女は美人だが、高慢で男に従うことを嫌う女だった。そのクレールに、ジャンは若く美しい娘アンヌ(マリー・メンダム)を紹介された。アンヌは折目正しい、クレールの愛人であり下僕でもあった。パーティの翌日、三人は公演を散歩した。まだ少女っぽさが残るアンヌは、まさにクレールの従順な下僕だった。規則違反にもかかわらず、アンヌはクレールの命令ともあればバラの花をもぎとり、更にバラのトゲで自分の大腿を刺した。アンヌの白い大腿に流れる真紅の血……。クレールはその大腿に優しく口づけをする。ジャンは二人の関係が理解出来ず、呆然とみつめるだけだった。しかし、ジャンはそんなアンヌを自由にしてみたいと思った。翌日、偶然町でアンヌに会ったが彼女の態度は冷たかった。屈辱感にさいなまれるジャンは、クレールの家を訪れ、アンヌへの想いを打ち明けた。クレールはジャンに対するアンヌの無礼な態度をいましめ、彼女を全裸にしてムチで打った。ジャンはこの日からアンヌを下僕のように扱い、三人の不可思議な性生活が始まった。ある夜、いつものようにサディスティックな行為の末、ジャンはアンヌを犯した。アンヌの表情は、性の快楽の全てをあらわしており、それを見たクレールは気が狂ったようにジャンに対してムチをふるった。翌朝、ジャンはクレールにおこされた。彼女は部屋に入るとコートを脱ぎすて、全裸になった。クレールは気が狂ったようにジャンに挑んだ。今まで、男に征服されることも、従うことも拒否してきたが、前夜のアンヌが見せた表情を見て一変したのだ。それを読みとったジャンは彼女を暴君のように犯すのだった。クレールはジャンがいうままに従い、男に服従される喜びに心の底から浸っていくのだった。