「ジャッキー氏の持ち味が炸裂する映画の試作品というべきか、萌芽というべきか」カンニング・モンキー 天中拳 とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキー氏の持ち味が炸裂する映画の試作品というべきか、萌芽というべきか
正直、初見時は☆1。
パロディネタを探すのが楽しい。
(笑)に走っています。
でもやっぱり、各役者さんの身体能力はすごい。
こういうセンスが、のちの『プロジェクトA』とかに発展したのだろうか?などと思って観ると釘づけになる。
でもまあ、好みの問題かな?
と思っていた。
なにしろ、ジャッキー氏が他の映画に比べて格好良くない。
一生懸命、練習するシーンもあるけれど、
なりすましとか、結構小狡いところもある。
もちろん、師のために頑張っているシーンもあるのだけれど。
孤児として、さしたる後ろ盾のない身が生き抜く方法でもあるのだろうけれど。
う~ん。
格好良いジャッキー氏を見て、すっきりしたい身には…。
というところかな。
筋も忘れてしまうくらいに散漫しているし。
でも、何度も見返しているうちに評価が変わってくる。
そう、正直に言うと、レビューしようとして、忘れているので見返しを繰り返していたのだ。
でも、ジャッキー氏以外の周りに目が開かれていくと…。
息子の敵討ちにきた師匠の顛末には涙…。
ラストの混戦をはじめ、戦うシーンでは、その、息のあった妙技に見惚れてしまう…。
まるで、サーカス雑技団のような。
OPでは、京劇かくやというふるまいも堪能できるし。
Wikiを読むと、ジャッキー氏の自我の萌芽というか、転換期というか。
そんなんで、☆もアップ。
でも、やっぱり、好みの問題かな?
通好みの映画かな?
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