モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアンのレビュー・感想・評価
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自分で考えよう
元気を出して、ほら唄うんだ!
Always look on the bright side of life♫
口笛まじりの明るいメロディが口ずさまれるのは、磔にされた十字架の上!
当時、磔の刑は当たり前で、法的手続きなどあるわけもなく執行されていた。汗
あれやこれやのギャグのうちに、欧米で支配的なあの宗教だって、こんな勘違いが重なって生まれたのかもしれないし、ホントはこんなものなのかもしれないよ、と、暗に揶揄していると言えないこともない。各国で大規模な上映反対運動にあったのは分かる。
けれども、彼らがテーマにしていたのは、作品中のセリフにあるような気がする。
「人は一人一人みんな違う。どうやったら救われるのかは、各々で考えるんだ。誰かに頼っちゃダメなんだ!」
「死を恐れることは何もない。人は無から生まれたんだ。無に帰るだけさ。」
仏教哲学にも通じる死生観。達観している…。死や死後の世界を心配しなければ、宗教に依存し過ぎることもないし、どんな時でも笑っていられるのだ。
アニメ部分も良かった。
憧れのモンティ・パイソン
モンティ・パイソンの映画をよりによって、イギリスのどこかの街の映画館で見た。ロンドンか、バーミングハムのどちらかだったと思う。イギリス英語母語話者の中で、英語が覚束ない自分、よく見に行ったと思う。友達と一緒だったからだろう。イエスの話だからついて行けたような気もするし、友達が後で説明してくれたのかも知れない。 四カ国交流麻雀とか髪の毛ボサボサの中洲産業大学教授など、変だけれど面白くてたまらないタモリのコーナーがあった、東京12チャンネル(テレビ東京)の深夜番組「空飛ぶモンティ・パイソン」が楽しみだった。そのモンティ・パイソンをまさかイギリスの映画館で見ることができるとは!それだけで、嬉しくて幸せだった。
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